みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主は…仰せられた

2013年05月03日 | ヨシュア記
ヨシュア記8章1-17節


 きょうは憲法記念日。ひんやりと澄み切った朝を迎えています。
 経済政策が今のところはうまく働いているように見える現政権は、その高い人気を背景に、改憲をもくろんでいます。まずは国会における憲法改正のハードルを下げようと96条の改正をめざそうとしています。
 今朝の新聞の投書欄には「違憲議員による改憲は許せぬ」との投書がありました。その通りだと思います。改正をめざすならば、まずは「正当に選挙された国会における代表者」(憲法前文の一部)によって仕切り直しをしてほしいものです。

 「みことばの光」によるきょうの聖書通読は、ヨシュア記8章の前半。
 7章初めからは、エリコでの不思議な大勝利の勢いをかってちっぽけな町アイも…という雰囲気が伝わってきますが、8章ではアイでの大敗北を教訓にして、総掛かりでアイの攻略に当たろうとするヨシュアたちの姿が見えてきます。いや、何よりも大きな違いは、最初の攻略の時には民とヨシュアたちのやり取りの中でアイ攻略が決まったのに、8章では「主はヨシュアに仰せられた」から始まっています。大きな違いです。

 自分たちが無力で弱いと知るときには、必死になって主にすがり、主に効こうとするのですが、うまくいったら自分の知恵や体験を頼りにことを進めようとします。そのような姿勢は自分にもあります。
 弱さを覚えるときも、勝利の喜びに浸っているときも、信仰者は常に主が仰せられることを真剣になって聴き、「主の言いつけどおりに行なわなければならない」(8節)のですね。

   


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