霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

2022-10-21 21:01:57 | 果物
 体力が年々低下する高齢者の農業は頻繁に一服(休憩)を必要とする。
   その際に必要となる「おやつ」はパンや菓子類だけでは物足りず、購入
したリンゴ等の果物となることも多い。

   しかし、我が家の半甘柿も捨てたものでは無い。
   皮を剥いて中がゴマに満ちていることを確認してから食すると市販されて
いる柿よりも数倍甘く美味となっている。

   今日は農作業の合間に柿もぎに興じた。
  ビニールハウスや石倉の屋根に向って張った柿の枝を切り取る必要もあり、
初めて電動式の枝切鋸を使った。


   全体から見ればホンの一部を切り取っただけだったが、たちまち買い物籠 一杯
になった。
   甘柿として食することが出来るのは半分程度かもしれないが、当分の間、オヤツ
に不自由することが無くなったかと思われる。
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飼料高騰

2022-10-20 22:11:36 | 家畜
    鶏の飼料は数カ月に一度程度の纏め買いをしているが、先日、久し振りに
コメリで購入しようとしたら「広告の品」として一袋20kg1980円となってい
た。
 記憶は定かではないが前回は1300円程度だった。
 店員に「通常の価格はいくら」と尋ねたら「2200円です」とのこと。
 なんと倍近い大幅な値上げとなった。

 鶏の餌としては購入飼料だけでなくオカラ、クズ米、クズ麦、クズ野菜等
も毎日与えているが、それは餌代を節減するだけでなく「美味しい卵」を
提供したいがためで、鶏舎内を自由に動き回れる「平飼い」にこだわっている
のも同様である。


 経営効率のみを考えた場合は「購入飼料のみを与えるゲージ飼い」の方が遥かに
有利であることは言うまでもない。
 しかし、我が家のような餌の与え方でも飼料の価格高騰は大きな痛手となる。
 当分は現在の販売価格を維持したいと思っているが、最終的にはスーパー等の
価格を参考にしつつ「値上げ」に踏み切ることになるのかもしれない。

「物価の優等性」と言われ続けて来た鶏卵は、アニマルウェルフェアの関係から
いずれ価格が見直されると予測していたが、その前に「物価高」の影響で前倒し
される雰囲気となった。
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紅葉見物

2022-10-19 20:03:22 | 観光
   結果的に「無謀だった二毛作」に挑戦していたため栗駒山の紅葉を最盛期
に見物したことは一度も無かった。 
 好天の朝を迎え急に思い立ち、市野々と中里の叔母を連れ立って紅葉見物
に出かけることになった。 

 グッドタイミングの見頃で叔母達も「こんな素晴らしい紅葉は見たことが
い。いい冥途の土産になった」とご満悦だった。



 
 ベストスポットで写真を撮ろうと往路で品定めをし、帰路に撮るつもりだった
が、須川温泉に近づくに連れて雨が降りだし靄もかかって景色を眺めることが
出来なくなってしまった。
 栗駒山荘で入浴後に真湯温泉近くまで戻ってから、ベストとは言えない写真を
撮らざるを得なかった。
 悔しいので、例によって「巨木の森」の遊歩道で青葉混じりの紅葉を撮った。







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秋の空

2022-10-18 20:25:42 | 天気
   晩秋の農作業は昨年までと大違いとなっている。
 小麦と大豆の二毛作から撤退したことから、その調整の関係で今年は
麦蒔きを休むことになった。 
 そのため大豆の収穫を急ぐ必要がないので、田畑の秋仕舞いや堆肥散布
等に余裕を持って取り組めることになった。


 好天続きの秋空の下、外作業に集中したいところだがモチ米の脱穀調製が
終わっていなかった。
 雪が降る前にやるべきことは沢山あるが、まずは一つづつ片付けようと
思っている。
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異次元金融緩和は大失敗政策

2022-10-17 13:45:08 | 社会
 円安がエスカレートして止まらない。
 その原因を作った安倍元総理の国葬に賛成する理由として「死者を弔うのは当然
のこと」とする一部国民の声をマスコミが盛んに報道していたが、国葬反対論にま
ともに抗弁出来ないがための「政府の偽装工作」のように思えてならなかった。

   安倍元総理の実績は「功罪半ばする」が一般的な評価のようだが、総理大臣とし
ては「罪」が大きく上回っている。
 しかし、自民党の総裁としては大きな功績を残したかと思われるので、国費を
使わず自民党葬とすべきだったのである。


 先週の毎日新聞「時代の風」(2022.10.10)で藻谷浩介氏は以下のように
主張し、日銀が金融緩和を維持せざるを得ない理由を明確に指摘していた。

 政治とは、皆から税金を集めて国家組織を運営するものだ。企業経営でも
同じだが、数字を用いた冷静な自己点検が必要な世界であり、祭りのノリで
済ますべきではない。
 安倍氏が2013年に開始した「異次元金融緩和」を例に取ろう。その目的は
「適度なインフレを起こして消費を喚起し、名目で3%の経済成長を実現する」
ことだった。しかし、12年から19年までの名目国内総生産(GDP)の伸びは、
年率1・6%と、目標に遠く及ばない。それどころかドル換算では、同期間の
成長率は年率マイナス2・8%である。
 世界は日本経済をドル換算で見ている。日本の名目GDPがドル換算で史上
最高だったのは、野田佳彦氏が首相だった12年(6・3兆ドル)だ。それが
19年には5・1兆ドルと2割近くも減った。異次元金融緩和が、円安誘導で
日本経済の価値を大きく下げた大失敗政策であったことに、祭りに酔った
面々はいつ気付くのか。
 そんな日本は今、周回遅れでインフレに直面しつつある。円安が行き過ぎ
て、輸入品価格が高騰の一途だからだ。しかし金融緩和を止めれば金利が
上昇して、国債と株の価格が下がり、安倍氏の指示でこれらを大量に買い
込んだ日銀が債務超過の状態になりかねない。経済運営を“まつりごと”で
やってしまった8年間のツケは巨大だ。
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