9月10日に小岩井農場から到着した雛達は先月末から卵を産み始め、今は
産卵率が8割を超えている。
前回、餌を抑え気味に与えたら小粒の卵を産むようになってしまった反省から、
今回は「与え過ぎ」と思えるぐらい与えた成果か、最初から成鶏と同じ大きさの
卵を産むようになった。
成長途上の場合は餌を十分に与え「身体を作る」ことが肝要なようだ。
小学校低学年の頃、父が弘前の大学病院に入院し、付き添いで母も不在となり
約2年間子供三人で暮らしていた。
貧しい生活に拍車がかかり、栄養のバランスに配慮した食事など望むべくも
無く、「米の飯を食えるだけ」で満足する生活だった。
弁当のオカズはウメボシ一個、或いは切っていない沢庵一本の時が多かった
ように記憶している。
身長も小学校までは大きい方だったが、中学の3年間は全く伸びなかったのは
「貧しい食生活」が原因だったのかもしれない。
また、親の居ない寂しさもあって「頑張る意欲に欠ける」子供だった。
新しい鶏の好調な生育状況を見て「昔の苦い体験」を思い出した。