熊谷家の墓地は川向いにあり車で五分も要しない。
お盆、春と秋の彼岸、バアチャンとジイチャンそれに祖父の命日には
「お墓参り」をしている。
しかし、赤荻の実家の墓で一人眠る父の墓参は、不本意ながら繁忙期を過ぎた
今の時期となることが多い。
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子供の頃、葬列を組んで何度も通った記憶のある要津院(ようしんいん)は、
農地の宅地化が進み檀家が急増したことから、山を削って墓地を拡張し建物、
庭そして駐車場も立派に整備されている。
紅葉が「さながら浄土のごとし」で墓参が二の次になってしまった。