霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

方針変更

2010-10-29 21:30:11 | 経営
国が余剰米を抱えて困っている時に「稲作中心の農業経営はいかがなものか」といつも疑問に思っている。
しかし、稲の作付面積を減らしても一番大きな固定費となっている減価償却費は変わらないので、減らした分だけ赤字が増える計算になってしまう。
これが簡単に他の作物に転換できない理由となっている。

産直の枝豆の需要に十分に応えられなかった反省から、来年は枝豆の作付面積を増やしたい思っているが、豆類は連作を嫌うので既存の畑だけでは遣り繰りが難しいし「これ以上田んぼを減らすのも辛い」と苦慮していた。
そんな時に、タイミング良く他所様の休耕田を活用できる話しがまとまった。

既存の作付面積だけでも四苦八苦しているので「もう規模拡大はしない」と決めていたのだったが、稲作が本格的な「冬の時代」を迎えている状況を鑑み方針を変更することに決めた。
不足する稼働はこれまで経験を活かして「効率化を図るしかない」と思っている。



頂上付近は雲に隠れたままとなっていたが、初冠雪以降初めて栗駒山がほぼその全容を現わした。
間も無く栗駒山への道も真湯温泉で「通行止め」となる。
栗駒山が「冬ごもり」すると厳美の「道の駅」も生産者も期間限定の「冬の時代」にシフトする。
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