春になると田畑の周囲からタラノメを採って産直に出荷するのが里山生活
の愉しみの一つでもあった。
しかし、福島原発事故後はそれを奪われてしまい、林立していたタラノメ
は悉く伐採してしまった。
10年余を経過した昨年になってようやく販売制限が解除されたので、
改めてタラノメ林の復活を目指し始めている。
タラノメは生長が早く一年目から収穫可能で、また、折ったり斬ったり
しても、直ぐに「三倍、四倍返し」で復活してくるので頼もしい。
田畑周囲の灌木や竹は陽当たりと風通しを悪くすることから、草刈機や
チェンソウを使って除去するようにしているが、今年からタラノメは残す
ことにしている。

チェンソウを使うのは一年振りとなり、未だ雪の残る日陰の傾斜地での作業は
予想以上に重労働で、大汗をかき2時間足らずでギブアップとなった。