ハードな農作業のワースト3に入るのが「除草機押し」。
しかし、除草剤の効き目が無いところには雑草が繁茂し稲の生育を阻害する
ばかりか、酷い場合は稲刈りが出来ない事態となるので「除草機押し」は欠か
すことが出来ない。
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今の除草機は動力式なので押す力は不要だが、泥の海を往復するだけでも
大変で、しかも、方向転換の都度25kg超の除草機を持ち上げる負担も大きく、
一枚の田圃を終えると青息吐息状態となり意識も朦朧として来る。
それでも、畝間から雑草が消えた「仕上がり」を見ると快哉を叫びたくなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/11/7c2708d518eeb39813fcada42be71477.jpg)
小学校時代のマドンナで深窓の令嬢的雰囲気だったKちゃんとは、6年間
同じクラスで過ごしながら個人的に会話をしたことは一度も無かった。
秘かに憧れながらも「無為無策の6年間」を過したことが悔やまれる。
Kちゃんは 今も美しさと気品を保ち続けていて、産直巡りのスーパー等で
偶然顔を合わせ、立ち話しをすることもある。
農業とは無縁の世界で暮らしているものと思っていたが、飯米用に2反ほどの
田圃を保有し、田植えや稲刈りは委託しているものの、水管理や除草機押しは
Kちゃん自身が行っていると聞いて驚いた。
しかも、除草機は手押し式とのこと。
「何処にそんなパワーが隠されているのか」と驚嘆するしかなかった。