霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

槻山さん

2016-04-17 20:44:29 | 社会
今朝の毎日新聞に増田寛也氏(元岩手県知事、元総務大臣)が中央官僚の卵たちに講話した内容を紹介していた。

「組織の中に入れば上下の関係、左右の関係を大事にする、これは当たり前の話し。皆さんは幹部候補生だから、
特に申し上げておきたいのは、下の者との人間関係を大事にしないといけない。自分より上の者というのは目玉
の数が少ない。下の者はたくさんの目で上を見ている。部下の目をごまかすのは絶対にできない。部下からの
信頼を受けるということ、これは何よりも肝心なこと」

と故後藤田正晴氏が総務庁長官時代に同じ研修で述べたものを引用した後に、最後にこう結んでいた。

「人間の能力にそう大きな差があるわけではない。最後は、使命感、意思の力をどこまで持ち続けるかに
かかっている。」



3月末までJAから市役所農政課に出向していた槻山さんが4月1日付でJAに復帰し、厳美支店に着任した。
市役所出向中に「下手に褒めると本人に迷惑をかけるかもしれない」と思い遠慮していたが、農業の
現場第一線からみると「一番頼り甲斐があり常識を持ち合わせた市役所職員」だった。

田舎町では市役所職員として採用される人間はエリート。
給与等の待遇面でも地場の企業とは比較にならないぐらい優遇されている。
にもかかわらず槻山さんのような職員が育たないのは「使命感に欠け、独占サービスの上に胡坐をかいているため
ではないか」という気がしてならない。



コメント
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