霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

地下排水路

2006-12-20 20:40:08 | 
湿田のため稲刈りで大苦戦した田んぼには、有効な排水路が無いのが元凶となっていた。
その対策として、バックホーを使い田んぼを横断する溝を掘り、そこに塩ビパイプを埋めて地下排水路を作ることにした。

ジイチャンの説によると、この方式はパイプの中が泥で埋まってすぐ駄目になるということだったが、大分前に施した暗渠も全然効き目が無いし、他に有効な策は思いつかない。
パイプの泥づまりは、やり方次第で回避できると見込んだ。

この方式を三箇所で採用することにしているが、いずれも大きい田んぼなので埋めるパイプ代も馬鹿にならない。
だか、これで湿田作業から解放されるのであれば安いもの。

稲刈り前の「囲刈り」も不要になるかも知れないという期待がかかっているので、来春に向けた畑の準備にかかり切りだったオバサンも久し振りに田んぼに出て、鍬を使い排水口まで水を誘導する溝を掘った。

かなりの力仕事で女性には辛い仕事であるが、この道五年目を迎え、既にベテランの域に達している。
「鍬を持つ手も震えず」深い立派な溝を掘った。

地下排水路が完成し、滞留していた水が音を立てて流れる音を聞くのは実に気持ちがいいもの。
「これで、来年の秋はカラカラに乾いた田んぼで稲刈りだ!」とオジサン得意の軽口も出た。



無農薬栽培なので虫害を避けるため遅めに撒いたが、結球しなかった白菜。
しかし、雪や霜に当たって甘くて美味しいものにできあがった。
毎朝氷点下3~4℃の日が続いている畑で、元気に育っている。
コメント (4)
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