shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

“自家製ダブル・ファンタジー” を作ってみた(^o^)丿

2010-01-02 | John Lennon
 ジョン・レノンの遺作となった「ダブル・ファンタジー」はジョンとヨーコの曲が交互に出てくるので、多分ほとんどのファンがやっていたと思うが、私もジョンの曲だけをピックアップしてカセットテープ(!)に入れて聴いていた。しかしジョンが亡くなって以降かなりの間、ショックが大きすぎてどうしてもこのアルバムを聴こうという気になれなかった。その後、未発表音源集「ミルク&ハニー」がリリースされ、更に「ジョン・レノン・アンソロジー」BOXで多くの別テイクが日の目を見たが、そこには公式ヴァージョンを凌ぐようなテイクが数多く含まれており、改めてジョン・レノンのロックンローラーとしての凄みを見せつけられた思いだった。
 それから更に月日が流れ、去年ビートルズ・マラソンで「ジ・オルタネイト・リヴォルヴァー」の “別テイクでアルバムを1枚作る” という発想に瞠目、続いてジョン・レノン・ウイークで「アンソロジー・BOX」のDisc 4 を取り上げた時に “自分だけの「ダブル・ファンタジー」を作ろう!” と思い立った。ジョンが亡くなって今年で30年、そろそろ前へ進まなくてはいけない(>_<) “ジョンの遺作” という発想はもう捨てよう... “愛と平和の人” としてでもなければ “良き家庭人” としてでもなく、ただただ最高のロックンローラーとしてのジョンをプロデュースしてみよう... と決意、気分はすっかりジョージ・マーティンだ(笑)。
 私は古いタイプの人間なので未だに十数曲70分近く詰め込まれたCDフォーマットに馴染めないでいる。アレはベスト盤を作る時に出来るだけたくさんの曲をブチ込むのにはピッタリだが、1枚のアルバムを作るならやはりA面とB面に分かれ、片面5~6曲20分程度のアナログLPフォーマットがしっくりくる。ということで早速 “自家製ダブル・ファンタジー” の制作にトライ、まずはA面こんな感じでどーでしょう?(DF は Double Fantasy 、 JLA は John Lennon Anthology 、 M&H は Milk & Honey のことです)
 A-1「(Just Like) Starting Over」(from DF)
 A-2「I'm Losing You」(from JLA)
 A-3「Cleanup Time」(from DF)
 A-4「Nobody Told Me」(from JLA)
 A-5「Every Man Has A Woman」(from M&H)
A面の目玉はシングルになった①④ではなく、チープ・トリックを従えてハードにロックする②から凄味さえ感じさせるヤクザなヴォーカルが圧巻の③へと続く流れだ。う~ん、めっちゃカッコエエわぁ(≧▽≦) ジョンにはやっぱりロックが似合う。⑤はここ以外に行き場がない(笑) それでは続いてB面!
 B-1「I Don't Wanna Face It」(from JLA)
 B-2「Woman」(from DF)
 B-3「Watching The Wheels」(from JLA) 
 B-4「I'm Stepping Out」(from M&H)
 B-5「Grow Old With Me」(from JLA)
B面アタマにはノリ一発のコレがピッタリ。盤を裏返していきなりユルい曲なんてNGだ。②⑤は絶対にこの位置しかないと決めていた。ロック・アルバムにおけるスロー・ナンバーの位置ほど大切なものはない。③→④→⑤の流れも気に入っている。
 とまぁこんな感じで結構楽しめる。昔と違って今はパソコンに取り込んで簡単に編集できるので本当にありがたい。自家製アルバムのプロデュース、皆さんも一度やってみてはどうですか?

John Lennon with Cheap Trick- I'm losing you
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