shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

自家製第2弾 “ちあきなおみ、昭和をうたう” (笑)

2010-01-13 | 昭和歌謡
 ちあきなおみの昭和歌謡カヴァーの編集盤にこれぞ!という決定版がない云々という趣旨のことを一昨日のブログに書いた。しかしだからといってハイそーですか、と既存のコンピ盤で妥協したくはない。となれば “関西のジョージ・マーティン”(笑)がやるしかない。ということでちあきなおみ・ウイーク(?)のシメは、「リアル・ダブル・ファンタジー」に続く自家製シリーズ第2弾... 「ちあきなおみ、昭和をうたう」の制作だ。
 音源はすべてコロムビア時代の5枚のアルバム「愛の旅路を」、「愛は傷つきやすく」、「恋と涙とブルース」、「円舞曲」、「そっとおやすみ」から、誰もが一度は耳にしたことがありそうな有名なカヴァー曲を厳選し、通して聴いて違和感のない流れになるように並べてみた。
 ①ブルーライト・ヨコハマ(いしだあゆみ) from「愛は傷つきやすく」
 ②アカシアの雨がやむとき(西田佐知子)  from「恋と涙とブルース」
 ③あなたならどうする(いしだあゆみ)   from「愛は傷つきやすく」
 ④人形の家(弘田三枝子)         from「愛は傷つきやすく」
 ⑤赤坂の夜は更けて(西田佐知子)     from「愛の旅路を」
 ⑥恋の奴隷(奥村チヨ)         from「愛は傷つきやすく」
 ⑦喧嘩のあとでくちづけを(いしだあゆみ) from「愛は傷つきやすく」
 ⑧ちあきの夢は夜ひらく(藤圭子)   from「恋と涙とブルース」
 ⑨カスバの女(エト邦枝)         from「恋と涙とブルース」
 ⑩赤いグラス(アイ・ジョージ&志摩ちなみ)from「恋と涙とブルース」
 ⑪東京ブルース(西田佐知子)       from「恋と涙とブルース」
 ⑫新宿ブルース(扇ひろ子)       from「愛の旅路を」
 ⑬涙のかわくまで(西田佐知子)      from「愛の旅路を」
 ⑭ベッドで煙草を吸わないで(沢たまき) from「そっとおやすみ」
 ⑮たばこのけむり(ちあきなおみ)     from「そっとおやすみ」
 ⑯経験(辺見マリ)           from「愛は傷つきやすく」
 ⑰愛は傷つきやすく(ヒデとロザンナ)   from「愛は傷つきやすく」
 ⑱知りたくないの(菅原洋一)      from「恋と涙とブルース」
 ⑲五番街のマリーへ(ペドロ&カプリシャス)from「円舞曲」
 ⑳あなた(小坂明子)          from「円舞曲」
出来上がったCD-Rを一気通聴してみると、一度聴いたら忘れられないような濃厚なメロディーを持った曲が多いことに改めて気づかされる。これこそ昭和の空気というヤツだろう。又、当時は何の違和感も感じなかったが今の耳で聴くと、⑥で顕著なように、何もそこまで卑下せんでも...と思うぐらい男尊女卑的な歌詞が目立つ。まぁあの頃とは社会が大きく変わったということだろう。昭和は遠くになりにけりである。そんな “濃ゅい” 楽曲の数々を1曲1曲絶妙なヴォーカルで“自分の歌”として表現し、聴き手をちあき・わーるどへと誘う彼女のシンガーとしての懐の深さが堪能できる。特に⑤「赤坂の夜は更けて」はこの曲の屈指の名唱だと思うし、間奏の乾いたギターやむせび泣くサックスもたまらない(≧▽≦) 尚、⑮はカヴァーではないが、⑭のアンサー・ソングのような感じでこの2曲をセットで聴くと雰囲気抜群なのであえて選んでみた次第。ジャケットは既製のモノを流用しよう(笑)。
 とまぁこんな感じのコテコテ選曲になってしまったが、カーステでこれを聴きながら真っ赤なRX-7で阪奈道路を流していると気分はすっかり菅原文太、トラック野郎な毎日だ(^o^)丿

赤坂の夜は更けて


ちあきなおみ アカシアの雨がやむとき


カスバの女
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