Kh-35は、ロシア製の空対艦ミサイル。艦対艦ミサイル型は3M24 ウラン、地対艦ミサイル型は3K60 バル(舞踏会)。
Kh-35の基本設計は、アメリカのハープーンに類似しているが、サステナーとしてはターボジェットエンジンではなく、ターボファンエンジンを搭載している。ブースターなしのASMモデルで480キログラム、ブースター搭載のSSMモデルで630キログラムと、大幅な軽量化に成功している。飛翔速度は亜音速で、巡航高度は5-10m、慣性誘導で飛翔し、終末航程においては高度3-5mに降下してアクティブ・レーダー誘導方式を使用する。また、データ・リンクによって目標情報を中途アップデートすることもできる。弾頭は成型炸薬弾頭。
@規模・性能がアメリカのハープーンに類似していることから、西側においてはハープーンスキィと通称される。海面すれすれで飛行してきますので、クラッタ(海面の波の反射波)などの影響でレーダー捕捉が難しいです。