Shizuko Diary

日々の記録として・・

特別セミナー・・・

2012-11-08 23:21:16 | Weblog
市町村アカデミー開設25周年特別セミナーに参加しています。
2日間缶詰のセミナーです。
1日目の今日は「これからの政治の行方」について、朝日新聞オピニオン編集長 星 浩氏の講演・「最近の分権議論に危惧すること」と題して、そして第30次地方制度調査会長の西尾 勝氏の講演を聞きました。
星氏からは、この20年日本政治について冷戦崩壊やグローバル化・・・時代の潮流に政治が対応しきれていない!!
アメリカ・中国・韓国・ロシアなど、世界のトップリーダの交代時期を迎え、世界が大きく動こうとしているときに日本がどう対応していくのか??
付和雷同ではなく、民主主義の質を高めていかなければならないとお話しされていました。

その後は、第30次地方制度調査会長の西尾 勝氏の「最近の分権論議に危惧すること」と題して講演をお聞きしました。
1.国の出先機関の原則廃止の迷走・・ILO87号条約の解釈問題など、労働と雇用保険の保険料の徴収業務についてもお話しされていました。
国の責務と地方の責務・・地方分権の名の基に、地方に丸投げであってはなりません。
道州制構想についても言及されていました。
全国画一的な道州制では望ましい効果があがらないので、道州を初めから「特例型」と「標準型」に区分すべき。
ほとんどの道州制推進者は市区町村の更なる大規模な合併が必要と主張しているが、これが道州制実現の絶対要件であれば、到底賛成できないと話されていました。

地方分権で権限委譲がなければ、国の下部機関にすぎなくなる心配があるともお話しされていました。
地方自治と住民自治が確立されなければ、地方分権は難しいと思います。
基礎自治体が基本です。
広域・狭域の視点をもって、思考していかなければと思います。

明日も一流講師陣を迎えての研修が続きます。
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