魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

裏目の時

2015年08月14日 | 占いばなし

安倍ちゃん談話は、大山鳴動ネズミ一匹だ。
ここでも安倍総理の「一白」ぶりを発揮している。「一白」は人気する。安倍首相と同じ一白政権は、現在の独首相、仏大統領が同い年で、日本で今も人気の田中角栄も一白だ。

一白は水を表す。人間にとって水ほど大切なものはない。水は方円の器に随い、姿形を変え、こころの隅々に入り込み、相手の求める姿になろうとする。
一白は、人に会う時、相手側が、首をかしげるほど、贈り物攻勢をかける。
安倍政権も、アベノミクスで、先ず国民の求める景気回復プレゼントを用意し、支持率に乗じて安保法案を突破しようとしたら、支持率低下。すると、新国立競技場白紙撤回、70年談話のお詫び挿入と、世論の波風を鎮める贈り物攻勢に出た。

この、贈り物攻勢は、本人にとっては、特に下心があるわけではなく、自分が不利な状況が、何となく落ち着かないからだ。しかし、贈収賄事件には、必ずと言っていいほど一白が絡んでいるように、客観的には「袖の下」や「鼻薬」の効果を含む。

今回、70年談話を出したのは、経緯からして、安倍ちゃん念願の「戦後レジュームからの脱却」が目的で、お詫びは言わない雰囲気を醸し出していた。ところが世論の雲行きが悪くなり、中曽根元総理まで「お詫び」言及を支持すると、「お詫び」を入れることにした。ちなみに、中曽根康弘も一白。
結局、言いつくろいの、つぎはぎだらけの長文で、何のための談話か解らなくなった。
そうなら、始めから、70年談話など言い出す必要は無かったとおもうのだが。

三碧は言葉が軽いが、一白は「シーチョー」(死語かも)・・・調子がいい。
何でもかんでも「お気に召すまま」に走る。それでも行き詰まれば、病気になる。一白には不可解な持病持ちが多い。
ロッキードの田中角栄、リクルートの中曽根康弘・・・
この二人と安倍晋三の大きな違いは、「月支空亡」だ。(→干支の話(7))

干支の視点
三人とも「意」の空亡で、場当たりの無計画。中でも安倍、中曽根はホットの申酉空亡で、トレンディーな二人はアメリカで舞い上がり、日本不沈空母とか、安保法制とか発言して、物議を醸した。靖国参拝したかと思えば、すぐ止める。風見鶏と言われた中曽根が申酉空亡だったのは面白い。「とり」にハマってしまったわけだ。

一方、われらが安倍ちゃんは、酉月生まれ。つまり、自分自身に空亡がある。
月支が空亡する人は、良い人になりたがり、他人も自分自身にも本音が解らない。
自分らしさが出ないから、かえって一白が陥りがちなミスを犯さない代わりに、天性の資質の「調子良さ」がアダになる。中曽根の場合、変わり身の早さが武器になったが、何でもかんでも、その場で良い人になりたがる安倍ちゃんは、墓穴を掘って恥をかく。
ただ、幸いに、生まれに「合」も抱えているので、周囲の人の助けで、相当逃れる。

生年月に空亡を持って生まれた人は、空亡の年回りが来ても影響しないという説と、何倍も影響するという説がある。どちらも間違いだ。
合理的には、「裏の裏」が来る。申酉空亡の人は、申酉の年が裏目になり、それまでと状況が一変する。陽年午年生まれの人は、一年前の未年、つまり今年後半から始まる。

この、空亡の裏目は、自分の能力が通用しなくなる時で、それまでの状態から調子に乗って、欲をかいたり、同じ状態を維持しようとして対処できなくなる。最大の原因は外部が悪くなるのではなく、自分自身の能力が衰えるのであり、それを自覚し、人の言葉に耳を傾けることで、むしろ成長のチャンスとなる。人間には必ず睡眠が必要で、空亡は睡眠だ。寝てる間に、失うものもあれば得るものもある。多くの大発見は睡眠中にひらめいた。


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