「顔」の話で、TVに同じような顔がいるのは、美男美女の基準が偏るからではと書いたが、
もっと顕著なのは、一つのドラマに同類の顔が集まることだ。
キャスティングは誰がやるのか知らないが、おそらくその権限を持っている人の好みが反映するのだろう。
たいていのドラマにその傾向が見られるが、今回また笑ってしまったのは、NHKの土曜時代劇「陽炎の辻2」だ。
山本耕史、中越典子、近藤正臣は、ほぼまったく一族の顔で
あとも、おおかた同じ人種だ。
一言で言えば、顴骨高く、口が小さい。鼻の先がちょこんと出て丸い。
似たような顔が集まると言っても、ここまで似たようなキャスティングだと、どんな良い芝居をしていても、村芝居を見ているような気がして、おかしくて見ていられない。
良い監督やプロデューサーは役に合わせて役者を選ぶだろうが、自分の好みに合わせて役者を選んだとすれば、それは制作以前の幼児性で、選んだ張本人の顔さえ見えるような気がする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます