伊東では東海館を見学した後、以前ぷにょさんのブログで見て、ぜひとも行きたいと思ってた川奈ホテルへランチにやって来た。
川奈ホテルは昭和11年、大倉財閥の二代目、大倉喜七郎により日本で最初のゴルフ場を併設したホテルとして建てられた。
設計は前田侯爵邸や高島屋日本橋店などを手掛けた高橋貞太郎。
風除室の照明。
換気グリルのデザインも素敵だなあ。
ロビーの照明。
グリルでのランチ利用を伝えると、地下のグリルへ案内された。
地下へ下りる階段で、もうすでにこのタイル壁にノックアウトされた。
緩やかなカーブを描く階段の壁には渋い色味のモザイクタイルがびっしりと
貼り巡らされている。
タイルは一粒一粒に美しい窯変が見られて独特の輝きを放っている~
明るい茶系のタイルの中に、濃い飴釉や白萩のような色合いも混ざって、
落ちつきと華やかさのバランスが絶妙。
間にボーダータイルが入れられた壁面。
金色の真鍮の階段の手摺ともぴったりで高貴さが漂う。
タイルはこちらの階段の左の壁面に貼られている。
階段に敷かれた絨毯は赤と緑で華やか。
階段下のアールの窪みにもびっしりと貼られている贅沢なタイル使いにもクラクラ・・
この案内表示板のフォントも味わいあるなあ。
こちらはトイレ前のパーテーション。
くるくるしたアイアンワークが最高に可愛い。
グリル前のタイル壁と面格子。
モザイクタイルの壁面をボーダータイルの柱が脇を固める。
落ち着きのあるシックな色合い。
そして回り込んだところには、タイル貼りのバーカウンターが。
柱のボーダータイルとは少しニュアンスの違う色ムラのある茶色のタイルが
白のモザイクタイル合わせられている。
コーナーのアールも最高~
そしてカウンターの向かいの柱には、タイルに囲まれたニッチ。
平日にもかかわらずランチ客が多く、待たされたのだけど、
おかげでこのタイル空間をじっくりと味わえた。
ランチにはウニクリームのパスタを頼んだ。
めちゃめちゃ美味しい!
本来の?グリルのコーナーはオープンしていなかったようだけど、
声をかけ見せて頂けた。
階段の壁面に貼られていたタイルに、ブルー系の色味が多めに加わり、
斜めストライプ状に貼られてる。
それらのモザイクタイルをグリーン掛かった水色のボーダータイルが
挟み込む。
美しい~美しすぎる~~
角柱だけでなく、円柱まで!
自然光に照らされたタイルは又違った輝きを放ち、
私の心を鷲掴みにする。
美しいタイルにため息の連続・・
ロビー&メインダイニング他編に続く・・