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松殿山荘特別公開

2019-05-07 | 建築巡り・街歩き【京都】

このGWは、出不精な家族はもうすっかりどこへもついて来てくれなくなったので;

外食や買い物を共にしただけで、半分はバイトへ、2日間は一人で出かけた。

一日は松殿山荘の特別公開(事前予約要)へ、もう一日は福知山へ日帰り。

この日は松殿山荘→元銭湯のハシゴカフェギャラリー工房・チェリへ。

 

 

松殿山荘は、今から約900年前に藤原基房が別荘、「松殿」を構えていた土地に

山荘流流祖、高谷宗範が、茶道の起源である書院式茶道を復興させるために私財を投じ、

自らの設計で十有余年の歳月をかけて建てたものだそう。

※内部写真公開禁止なので外観を少しだけ

大玄関↑

 

 

36000坪の敷地には土地の高低を考えて建物と庭園が造られ、広く一般の人が楽しめる広間の茶(書院式)

を広めようと考えられ、建てられたもの。30畳の大書院から大小、趣も様々な茶室が17室も造られているという。

「心は円満に丸く、行いは正しく四角く」という考えに根差し、

円と四角がペアになった意匠が建物の内外のあちこちに用いられている。

こちらの大玄関の壁に入った丸の中に七宝紋モチーフも繰り返し使われてるデザインのパターン。

 

 

こちらは中玄関。

こちらも四角の入口に丸い屋根が合わさり、

 

 

玄関の天井を見上げると、天井の意匠、そしてシェードと取り付け具も丸と四角の組み合わせ。

建物内部のそれぞれの部屋は趣向が凝らされていて、周りの山並みが望める18畳の茶室、眺望閣や

円池の上に建てられた十畳書院、自然木が多用され、周りに敷瓦が敷き詰められていた春秋亭、などなど、

それぞれの部屋から見られる庭の新緑もさわやかで、建物も新緑も満喫!

特別公開はお茶席もあって、中書院でお点前を見せてもらい、お菓子とお抹茶もゆっくり頂けた。

 

 

敷地内の配置図に美術館と記されていた建物は唯一洋風だった。

 

 

入口のアーチの両脇にある幾何学的な装飾窓。

 

 

玄関ポーチの腰壁には布目タイルが貼られていた。

この後は、ここから少し移動して、行ってみたかったハシゴカフェへ向かった。

 


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