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京都を歩く会【大徳寺高桐院】

2017-05-21 | 建築巡り・街歩き【京都】

お昼ご飯の後は、一応この日のメインの大徳寺高桐院へやってきた。

ここも学生時代に皆で来たことがあって、20数年ぶり・・

その時はたしか季節は冬だったはずなので、この参道の新緑を楽しみにしてた。

 

 

竹林と楓、そして苔の緑に囲まれた参道はやっぱり美しかった!

陽射しを遮るくらいに楓や竹が密集してるので、しっとりと落ち着いた風情のある石畳の参道を歩く。

 

 

上を見上げると楓の葉が密集していて、光のスポットに照らされた葉が輝く~

 

 

紅葉の時期も相当きれいだろうなあ。

「そうだ、京都へ行こう」のポスターにもなったことあるようだし。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本堂へ。

 

 

 

 

 

本堂の目の前に広がる南庭

竹林を背景に苔が広がり、楓がぽつぽつと植わり、燈篭が真ん中に一つ。

豪華な造り込んだ庭とは違って、自然体の静けさの漂う庭だった。

 

 

最近、新潟で池泉回遊式の豪華な庭園ばかり見てきたので、ちょっと拍子抜けはしてしまったけど、

ここは利休の弟子であった戦国武将の細川忠興が作ったということなので

わびさびの世界が表現された庭なんだろう

 

 

本堂と南庭をトイレへ向かう渡り廊下から

 

 

 

 

露地風の造りになっている西庭へ。

緑と混じって赤い楓もきれいな色を放っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この門の先には細川忠興と妻ガラシャ夫人のお墓がある。

 

 

降りつくばいといって地面に埋め込まれた形の大きなつくばいもあり、

この手水鉢は朝鮮の王城の礎石を持ち帰ったものだとか。

 

 

南庭とは違って、力強い枝ぶりの楓

 

 

 

 

葉の透明感が最高~

 

 

 

 

 

青空とのコントラストも最高!

 

 

日陰ではしっとりとした苔と楓のコラボも風情があっていいなあ。

 

 

こちらの書院は千利休の邸宅を移築したという「意北軒」

 

 

「意北軒」とても簡素な造りで、全体的なトーンも暗め

 

 

そして更に奥には忠興が造ったとされる二畳台目の茶室「松向軒」がある。

黒壁が特徴的で、天井や窓など趣向が凝らされている。

 

 

大徳寺の高桐院をゆっくり堪能できた。

もう一つ気になったのは大徳寺を囲む塀。

瓦が埋め込まれた瓦塀といわれるもの。

普通の瓦だけでなく、鬼瓦や般若が埋め込まれていたり、上の写真には恵比寿さんが埋め込まれてた

(写真が小さくて見えないけど)

 

 

コメント (2)
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