茂庵の後は、こちらも行ってみたかった吉田山荘の敷地内にあるカフェ真古館へ訪れた。
吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられたもので、
戦後は料理旅館として、食事や宿泊などができる施設となっている。
料理旅館の方はちょっと敷居が高いので、敷地内の洋館のカフェへやって来た。
カフェの建物は車庫だった建物がリノベーションされている。
カフェの入り口のすりガラスがかわいい
1階の喫茶室
洗面所への仕切りの建具はどこかの部材のリサイクルか?雰囲気が合ってる
タイル貼りの手洗いに可愛いヒラヒラの鏡
階段を上って2階へ。
誰もいなくて貸切状態
窓から新緑が望めるこちらの席でゆっくりさせてもらった。
各テーブルに生けられた真っ赤なバラ
お福ぜんざいというのを頼んだ。
女将による手描きの和歌が一緒についてきた。
皆ぞれぞれ違う歌が添えられてた。
達筆すぎて解読不能だけど、裏にちゃんと訳が書いてある;
こうもりの箸置きもかわいい!
中国では福とされる蝙蝠、日本でこんな風にモチーフとして使われてるのって珍しい?!
蝙蝠の形のクッキーも売られてた。
こちらが料理旅館の吉田山荘。
外国人にも人気だというこちらの旅館、スタッフの方が表におられて、いろいろとお話を聞かせて頂けた。
館内は食事、宿泊客のみの立ち入りだけど、玄関を見せて頂くことができた。
格天井で、欄間のデザインやステンドグラスなど洋風の要素も取り入れられた和洋折衷の玄関。
銅鏡を模したといわれてるステンドグラスが美しい。
ステンドグラスを表から。
玄関にあったこちらの照明もオリジナル。
床のタイルも、細やかで美しく、こんなデザインみたことない!
踏まれるうちにタイルの模様は擦り切れていったそうで、一部分だけきれいなまま残っていた。
お庭の方から。
外国人の方々が宴会?をしておられるのが見えた。
アールデコ風のステンドグラスのデザインはなんと、東伏見宮家の「フシミ」がカタカナで入っているのだ。
スタッフの方々も感じがよく、外国人にも人気なのがうかがい知れる素敵な吉田山荘だった。