m's diary

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福井の旅2009【越前和紙の里】

2009-07-23 | 福井の旅2009


旅行初日、越前の宿泊地へ着くまでに立ち寄った「和紙の里」
ほんとはかぶと造りの家並みが見られる板取宿や近代建築もいくつかあった今庄の町並みへも立ち寄りたかったのだが・・三連休の初日とあって、出がけに渋滞につかまり大幅に予定が遅れてしまった。
今回は友人家族もいることだし、比較的皆で楽しめそうな?越前和紙の里へ行くことに。





和紙の里にある「卯立の工芸館」は江戸時代中期の紙漉き家屋を移築復元した建物で、妻入り卯立を立ち上げた典型的な紙漉き家屋の間取りを持つ建物。
中では伝統工芸士による紙漉きを見学することができる。





家先に干されてる和紙の原料となるコウゾ。









今は使われていないが当時はこの釜で原料のコウゾやミツマタの皮を煮ていたそう。





煮てやわらかくなった原料のゴミを取り除く作業。
これは手作業で行われ、もっとも手がかかる作業だとか。





ゴミが取り除かれた後、現在では機械でやわらかくしているそうだが、当時はこういうたたき台の上で叩いてやわらかくしていたそう。





そして伝統工芸士による紙漉きを見せてもらった。
コウゾなどの原料が入った水槽に「トロロアオイ」という植物の根の部分から出る粘料を混ぜ込んだ後、紙をすいていく。
何回漉くかは、長年の経験とカンだそう。
突如歌い出す、職人のおじさん。
紙漉き音頭はこの辺では小学校でも歌われている有名な歌なのだそう。





漉き終わった紙は水分を吸い取った後、乾燥室や天日で乾かされる。

職人のおじさんには紙漉きで栄えていた昔のこの町の様子をいろいろと話して聞かせていただいた。
今ではなかなか継承者がおらず廃れつつあるのだそう。





天日で乾かされる和紙。





部分的に和紙を使った涼しげな暖簾。





二階はギャラリーになって和紙や越前焼の作品の展示が。





三連休の初日だというのに静まり返った和紙の里。





越前といえば越前そば。
お昼は「手打ちそば 大福」にておろしそばを。
固めの太いそばで、大根おろしが思ったより辛かった~
コメント
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