転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



国内感染者、最多19万人超 東京2日連続3万人台―新型コロナ(時事通信 2022年07月22日17時54分)
千葉、コロナ診断結果連絡を休止 希望殺到、想定の17倍以上(共同通信 2022/7/22 18:11)
重症者、1カ月で5倍超 専門家「BA.5、軽症でない」
 ――病床逼迫、一部で深刻・新型コロナ第7波
(時事通信 2022年07月22日20時01分)

えらいことになって来た(汗)。
プロ野球や大相撲の感染者の多さが先日来報道されていたが、
歌舞伎座でも、菊之助・猿之助・米吉ら48名が感染し、
千秋楽まで全公演中止と、本日発表された。

政府の「行動制限は行わない」は、世の中の少なくない人々から、
「以前ほどの感染対策はもう必要ない」と受け取られたのではあるまいか。
よりによって、感染力が破格に強いBA.5が入って来たタイミングで、
政府のメッセージは、実に不親切・不適切であったと私は思っている。
日頃は「コロナなんか風邪!もう騒ぐな!」と言える人たちだって、
いざ自分や我が子が、発熱40度・全身疼痛・熱性痙攣、
などとなったら、やはりたまらず夜間救急に駆け込むものなのだ。
結果として感染者が死ぬか死なないか以前に、
感染拡大すればそれだけで、「軽症者」が大半であっても医療は圧迫される。
「経済社会活動優先。今後、医療に繋がることは大変困難になるが悪しからず」
くらいは、政府は最初に、ちゃんと説明しておくべきだったね(--#)。
全国の感染状況は今、加速度的に悪化の一途を辿っており、
医療機関は陥落もしくはその寸前で、未だピークは全く見えていない。

秋の追加接種準備を了承 高齢者ら対象想定、厚労省(時事通信 2022/7/22 12:32)
『厚生労働省のワクチン分科会は22日、今年秋以降に新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを活用し、5回目などの追加接種の実施に向けて準備を始めることを了承した。現時点では、対象は重症化しやすい高齢者らを想定。その他の対象者については、今後得られる科学的なデータや諸外国の動向を踏まえて検討する。』

私は可能ならこれを打って、年末年始の初詣客4000人対応に臨みたいのだが、
『秋』とは、具体的には何月のことなのかという問題と、
今のこの状況で、『秋』まで待って大丈夫なのかというのが悩ましい。
明日から一切合切お断りして、絶対に外に出ず引き籠もっていて良い、
というのであれば、私など何の不満もなく秋の追加接種を待つのだが、
現実には毎日、出かけて行かねばならない仕事が入っているので、厳しい。
行き先が寒村の神社、というのだけが救いだが、道中は公共交通機関だし。
これだけ流行っていたら、最早、自分だけ免れられると思うのは甘いだろう。
しかも来週は、91歳のヒトの通院介助がある。
いやはや、私からコロナがウツって死んだら御免ね(爆)。


追記:Twitterを見ていたら、ワクチン分科会の記録として、
「(海外の治験では)オミクロン対応ワクチンは前回接種から6ヶ月経過、
最短で3ヶ月まで短縮可能というかたちになっている」
という意味のtweetが出ていた。とりあえず記憶の隅には、とどめておこう。

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朝の放送を聴く時間がよく確保できて、
今月のフランス語・スペイン語は皆勤だ。
ロシア語だけは、らじるらじる『聴き逃し』を活用しており、
聴けていない日も残ってしまったが、続けては、いる。

この3つの外国語の中で、現状、一番本気なのはフランス語だ。
とはいえ、別にフランスに行く訳ではないし、
フランス語話者の友人も居ないし、勿論仕事にも関係ないしで、
できなくてはならない理由は全然ないのだが、
学習歴も長くなってきたし、いつかは仏検も受けたいので、
目下、最も執着を感じている、という程度だ。
入門編は、複合過去・半過去・比較級最上級、このあと来週が未来形。
苦手な文法項目ではなかったので余裕をもってやれているが、
語彙、特に国名都市名の性や発音についてはうろ覚えのものがあった。
応用編は、レベルとしてはとても程よく感じている。
ディクテは、一瞬でも迷うと書ききれないうちに終わってしまい、
まだまだ、音から意味のあるフランス語を復元するのに時間がかかっている。
「フランス語で言いましょう」は作文なので、だいたい正解できる。

スペイン語は、未だに語順に苦労している。
Lo bebi frioみたいな語順は、自分だったらBebi lo frioしか出来ない。
また、「彼女にそのことを言う」を「decirselo」一語で書くのは
私には一発では無理で、decirとleとloをまず別々に思い出して、
順序を考え、loがあるからleはseに変わるのだったよね……(汗)
と記憶を整理してからでないと、decirseloにたどり着けない。
ゆえに、スペイン語は音としては難しくないにもかかわらず、
私は、聞き取りも作文も、瞬発力の点では壊滅的に駄目だ。
しかし、わかってもわからなくても、中級編もすべて聴いている。
接続法の考え方は、フランス語の知識がかなり役立っているとも感じている。

ロシア語は、とんでもなく力の抜けた状態でやっており、
単数複数合わせて12の格変化を全部暗唱せねばならない!
などと思い詰めていないので、ただただ面白いばかりだ。
初めて学んだ頃からすれば40年近く経っている筈なのに、例えば
「『~へ』と方向を表すときは、対格にしてください」
などと言われるとすぐに格変化が思い出せるので、
私は今、すっかり面白くなってしまっている。
佐藤恭子先生の授業は、怖いだけでなく(笑)むちゃくちゃ上質であったのだ。
そして、若かったあの頃、出来るようになりたいと本気で学習したことは
これだけ年月が経っても、自分の中で決して消え去ってはいなかったのだと
我と我が身を見直す思いでもある。
なお、上記は主に入門編の話で、応用編は「ほぼ聴くだけ」状態だ。
ロシア語の朗読について行くのだけで目一杯。
完了体副動詞の作り方、……それはさすがに記憶の箱の中に残っていなかった(逃
忘れてもできなくても叱られないロシア語(笑笑)を、日々、楽しんでいる。

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コロナ第7波、政府「行動制限考えず」 接種拡大へ(日本経済新聞)
『政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は14日、足元の感染急拡大を受けた今後の対策について緊急提言をまとめた。検査の拡充やワクチンの3、4回目接種の加速などを求める内容だ。山際大志郎経済財政・再生相は「現時点では新たな行動制限は考えていない」と経済活動との両立を重視する考えを示した。』

行動制限は無いし、5~11歳のワクチン接種も努力義務でないので、
店は開いており同居家族以外との飲食も大宴会も可能だし、
夏になってから「熱中症予防のため」と称して、
学校現場中心に脱マスクを進めていたくらいだから、
未接種の子供たちがマスクなしで出歩いても、
世の中の感覚として、対策を怠っていると見なされる状況ではない。

しかし、
「現時点では新たな行動制限は考えていない」
と政府が言うのは、つまり、
「現時点では新たな休業補償等に持って行くことは考えていない」
という意味であって、
「イベント飲み会お出かけ全部解禁しても心配のない状況である」
と請け負ってくれているのとは、全然、違う。
現に分科会は
「ワクチン接種の加速化」「検査のさらなる活用」「効率的な換気の提言」
「国・自治体による効率的な医療機能の確保」「基本的な感染対策の再点検と徹底」
が実現できるならば行動制限を回避できる、という順序で話をしている。

特に、今、支配的なBA.5はこれまで以上に感染力が強いから、
うつる可能性もまた以前よりずっと高いし、
かりに重症化「率」や死亡「率」が相当低いとしても、
同時に大勢が罹患すれば、やがて時間差で、
死亡者もまた数として一気に増えることになる。
「コロナは風邪」はミクロ的にはかなりの人に当てはまるとしても、
マクロ的には依然として、インフル等とは比較にならない脅威だと
私は思っている。

私たちに行動制限はなくとも、医療リソースには制限がある。
今、新型コロナは2類感染症ではなく、
『新型インフルエンザ等感染症』に分類されており、
状況に応じて調整の効く扱いになっているのだが、
いずれこれが5類感染症に「落と」されたりしたら、
もはや全く特別扱いされなくなるから、
検査も治療も有料になるし、コロナ専用病床の設定もなくなり、
コロナだろうと風邪だろうと怪我だろうと区別なく、
病院がいっぱいになれば待たされ・断られるし、
保健所ももう、入院の調整などしてくれなくなるだろう。
私自身は、そうなっても自分が大丈夫という自信はまだ無い。

ということで、私自身、何もかも断って家に籠もる生活はしないが、
「不織布マスク着用」「手洗い励行」「3密すべて回避」を継続すること、
ワクチン4回目接種のタイミングを見極めること、
あとは、病院も救急車も応じてくれない事態を念頭に置き、
せめて熱中症になったり交通事故に遭ったりしないように、
注意して暮らすこと、……を心がけるしかないと思っている。
政府から方針が出ない以上、不完全でも自衛するしかない。

ただ、保育園~小学校における感染急拡大を受けて、
全国的に、小児のワクチン接種がこのところ急に増えたし、
若い世代の3回目接種も、各地の会場で予約枠が埋まって来ているので、
こうしているうちにいずれ、ワクチン接種率の高いポルトガルのように
感染は拡大したが重症者数は最少で済み、収束に向かう、
という流れになってくれれば良いなと、願っている。
公費での接種は現状、9月30日で終了することになっており、
コロナワクチンは、いつになっても無料で打てる訳ではないので、
今回の感染拡大が、迷っていた人たちにとってのきっかけになるなら
悪いことばかりではないかもしれない。

ポルトガル BA.5「感染者最大、重症者最少」収束へ(テレ朝news)
『エンリケ・バロス教授「死亡者の95%以上は、80歳以上の人で、かつ基礎疾患のある人でした。(感染が拡大した)5月は、ブースター接種をしてからかなりの月日がたっていました。すぐに高齢者に4回目のワクチンを提供したところ、瞬く間に重症例が減少しました」。』

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昨夜からの雨が続いていて、今朝もかなり降っている。
15日金曜日から三連休度外視の四連勤で疲れたが、
今日、こんな大雨の中、どこへも行かなくて良い境遇になったのは、
天の神様の下さったご褒美か(涙)。ありがとうございます。
コーヒーを淹れて、まったり(^^)。

昨日は神社の社務所番のあと、仕切り直して母のところへ行った。
今月7日から、母は認知症専門フロアに移ったのだが、
間取りはもと居たところと同じであるうえ、
家具類も持ち物もそのまま移動させたので、
室内はこれまでと全く同じで、私が見ても、何の違和感も無かった。
母本人もそう感じている様子で、昨日もまた、これまでと全く同様に、
車椅子からベッドに移ったばかりの態勢のまま、昼寝していた。
少々呼んでも起きないくらいよく寝ていて、気持ち良さそうだった。

しばらくして、何度目かに声をかけたところで母は目を覚まし、
「ああ…!あんた、来てくれたん(^^)!」
と嬉しそうに笑った。
うっとりと眠いときは心地よいものだが、母も機嫌が良かった。

 母「わたしゃ、もう、魂をどっかに置いてきたような気がするねん」
 私「ええて。ときどき思い出して、持って帰って来たらええねん」
 母「ふふふ。そやね。そいでええね(^^)」
 私「そうや。要るときだけ、魂、取ってきたらええねん」
 母「ほんまや、ふふふふふ」

父が日に日に回復していることを告げると、母は喜んでいた。
父が骨折で入院していることを覚えているかと尋ねると、
「覚えとう」と言っていたが、どうだろうか、オウム返しかもしれない。
それでも、父がリハビリしていることを話すと、
「我が儘な人かと思うて心配しとったが、人間、案外、
自分のおかれた環境に順応して、それはそれで、やれるものやね」
と、父の頑張りを評価していた。

総じて、昨日の母は穏やかで、愚痴もなく、
家に帰りたい等の話もなく、なんの不安も不満も無さそうだった。
外は暑いようやけど、ここは一年中、気持ちが良いし、安全やし、
どっち向いても同じような老人ばっかりやから、暮らしやすいし、
……とベッドに寝転んだまま、ニコニコしながら言っていた。

認知症フロアでは、食べ物等の差し入れは本人に直接ではなく、
必ず職員さんに渡して管理して戴くことになっているので、
昨日は、母の好きな和菓子「若鮎」を、賞味期限を記入して
詰所に託してきた。
毎日の午後、お茶の時間があり、毎月ひとり数百円の飲み物代を
集金されてはいるのだが、
本人の好みの菓子類や飲み物の差し入れがある場合は、
それを出して貰うこともできるのだ。
期限の切れたものを誤って食べる心配が無くなり、良くなった。

このフロアは、エレベーターホールとの境目に扉があり、
普段は施錠されていて、外からはドアノブだけで開けられるが、
内側からは職員さんに解錠して貰わないと、出られないようになっている。
認知症の人が主体なので、ひとりで出て行くのは危ないからだ。
母本人も「出口がわからへん」状態になるとどこへ行くかわからないので、
このフロアに移ったことで安全になった。


追記:父の病院から本日、電話があり、
父がリハビリを頑張っているので、効果が随分と上がっており、
もっと続ければ更に機能回復することが期待されるので、
当初の予定より、リハビリをもう少し延長したい、と言われた。
経過が想定より良いために、退院が延びるという……(笑)。

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午前中、神社へ行って掃除 兼 社務所番をし、
午後から地域の三箇所の神社の月次祭を手伝い、
帰りに父のいる病院と母のいる老人ホームに寄って
ワクチン4回目接種券を詰所に提出して来た。

父はますます回復していた。
理学療法士さんのお話によると、
腕や肘を乗せ体重をかけて歩くタイプの歩行器を使えば
80メートルくらい歩けるようになっているそうだ。
会うことができたが、最初、父は、車椅子に座って居眠りをしていた。

私「こんにちは!わたしだよ!わかる?」
父「(顔を伏せたまま)わからん」
私「よ・し・こ!だよ!」
父「(パっと笑顔になってこちらを向き)おお!」

……ということで、まだ私を忘れたりはしていなかった(^_^;。
動けるようになってきた自覚はあるが、すぐ疲れるそうだ。
トシだから仕方が無い、と自分でも言っていた。

朝からの労働で私のほうが疲れており、
このあと更に母の話相手をする気力は残っていなかったので、
ホームのほうは受付で接種券を提出して、すぐ帰った。
母にはまた、仕切り直して御機嫌伺いに行こう(汗)。
連休ということで、ホーム受付付近には面会の家族の姿が多く
私の前に到着した人も接種券の封筒を持っていた。
皆、だいたい同じような流れで動いているのだな(^_^;

私の連休労働は、まだまだ続く~~~

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15日の月次祭が神社であったので、総代長と一緒に行った。
実家に寄ったら、両親宛てに「4回目接種券」が届いていた。
明日、父の分は入院先の病院へ、母の分は老人ホームへ届ける予定だ。
さすがに90歳超は、時を移さず接種一択だろう。

世間は三連休だが私は月曜まで毎日、神社関係の用事が入っている。
私ほどStayHomeの巧い人間はそうそう居ないと思われるのに、
なんでこうなる(泣)。

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Twitterで「マイ数珠」がトレンド入りしていて、
自分のお数珠を持っているか・いないか、に関して、
おおまかに東日本と西日本で違いがあるらしいことが話題になっていた。
「マイ数珠」文化のあるのが西、無いのが東、という分類らしい。
西日本では、お葬式には皆、自分のお数珠を持って来るのが当然だが、
東日本では、持って来ていなくても特に変わったことではない、と。
本当に?それは知らなかった(^_^;。

私は西日本の生まれ育ちだからなのか、
子供の頃からお数珠は身近なものだった。
母方の実家は北陸で、菩提寺が金沢にあり、浄土宗だったから、
母方祖母から貰った浄土宗のお数珠を、私は若い頃から持っていた。
それとともに、広島は安芸門徒と呼ばれる浄土真宗の土地柄なので、
神社神道である父の家でも、よそ様の御葬儀や法要に列席する機会は普通にあり、
浄土真宗のお数珠(お念珠)もまた、家に家族の人数分、置いてあった。
浄土宗と浄土真宗では、お数珠のかたちというか連なり方が異なり、
またどちらも、男性用・女性用でサイズが若干違う。

念のために言っておくと、神社神道ではお数珠は使用しない。
お数珠は、仏教のものだ。
神道の家で家族が亡くなれば神式の葬儀(=神葬祭)を行うが、
その場合は、お数珠は一切要らない。
うちの実家とその親戚関係は大抵、神社神道なので、
その範囲の葬儀や式年祭(=法事にあたるもの)であれば、
お数珠は誰も持って行かない。
一方で、地域では自分の家以外の大半のところは仏教だから、
私たちは自分の宗教でなくとも、お数珠は家に持っていた。
ご近所とか、同僚の家などで葬儀があれば
お数珠を持って参列するのが当然、というのが私の感覚だった。
自分の宗教云々でなく、先方に合わせる格好になる訳だが、
もともと地元では浄土真宗が圧倒的多数派だし、
神仏習合の名残もあり、自分としては全然抵抗がなかった。

しかし、Twitterに集う関東の人たち?若い人々?はそうではなかった。
お数珠を全く持っていない人も結構多くいたし、
知人宅の葬儀に参列するときも、別にお数珠は持っていなくてもいい、
という感覚だった。
私が日頃から、その感性や判断力にはかなり信頼を置いている、
東京出身の某氏も、お数珠に関しては、
「別にそこまできちんとしなくても(=お数珠は不携帯でも)いい」
「大事なのは故人を偲ぶ心だし」
的なことをtweetされていた。
葬儀や法要に、喪服は着ても手ぶらで行くのがアリなのか(O_O)!!
と、私は本当に驚いてしまった。驚きませんか、安芸門徒の皆さん!!
広島の葬儀でお数珠を持って来ていなかったら、
「(あの人、忘れたんだ……!??)」
と周囲が軽く狼狽するのでは。うちの田舎なんかだと、もう……(逃)。

いつも神社の用事で忙しい話ばかり書いているが、
実は私の婚家が、これまた、ひときわ熱心な安芸門徒の家だ。
舅姑の信心は大変篤いものがあり(でも法名は2人とも「釈○○」のみ)、
転夫ころもんは、小さい頃からお寺に通い、お説教を聞いて育った。
舅宅には、とある仏師の方に彫って戴いたご本尊と、大きな仏壇があった。
結婚したとき、官舎の部屋にはろくな家具も無かったが、
小さな仏像2体と仏飯器、おりん、それにお念珠が二連、あった。
多分これは、マイ数珠が当然の広島の一般家庭の中でも、
かなり熱心な在り方だったと思う。
独身男性の、転勤先の社宅にこれだけ揃っていたというのは。

私は私で、父親の家がガチの(!)神社神道だったので、
宗教は違えど、こういう感覚には親和性があった。
これは、実家に神棚があったのと同じことだなと理解し、
私は御飯を炊くたびにお供えをして、おりんを鳴らし、
お念珠を手にかけ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、と拝んだ。
それは今も、日々、続いている。私は婚家では安芸門徒なのであるよ(^_^。
立派な仏間も、こしらえたじゃろ?)。
そして、娘が大学に入って独立するとき、我々は彼女に、
うちの仏像のうちの1体と、新たに購入した仏飯器を持たせた。
お念珠は、家に居た頃から娘用のがあった。

我が家ではそういう感覚でやってきたのだが、
「マイ数珠」文化のない地域では、これはかなり奇異に思われるのだろう。
同じ国の中で、全体として「なんとなく仏教徒」なのが多数派でも、
実は、お数珠ひとつでさえ、随分と違いのあることなのだなと
このたびは大変興味深く思った。

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新型コロナ “第7波に入った” 過去最多の感染者 各地で相次ぐ(NHK 7月12日 20時19分)
『“感染拡大の第7波に入った” 政府分科会の尾身茂会長は11日、こうした認識を示しました。』『そして12日は各地で過去最多となる感染確認が相次ぎ、全国の感染者の発表は7万人を超えました。ことし3月3日以来になります。また東京都でもことし3月以来となる1万人超の感染者が発表されました。』『▽なぜ感染が再拡大したのか? ▽行動制限はどうなるのか…? ▽改めて必要な感染対策とは? 新型コロナをめぐる最新の情報をまとめました。』

手洗い励行・マスク着用・三密すべて回避、あとはワクチン接種しかないが、
それらを実践していても、BA.5に出会ってしまうと罹る可能性がある。
0か100の話ではないので、ウイルスに触れた途端に皆が罹る訳ではないし、
発症したら全員が同じ経過を辿る訳でもないのだが、とりあえず、
今まで大丈夫だったから、はそろそろ通用しなくなる可能性が高い。
ろくに対策をしてないのに罹っていないことを自慢する人がときどき居るが、
それは本当は、たまたまウイルスに出会っていないだけと、
謙虚に考えるべきものだろう(汗)。

それでも、一度罹患すれば終生免疫が獲得できるというのなら、
病床逼迫していないタイミングで罹っておけば先々安心、と言えたのだが、
コロナは変異が早いので、短期間に再感染・再々感染がいくらでもある。
更に、感染を反復するほど後遺症のリスクが上がるという論文も出ており、
精査待ちだが、確認されれば、無症状や軽症ならOKというものでもなくなる。
デング熱など確かに、初回感染より二回目の感染のときが怖いので、
COVIDに関しても、あり得ない話ではないかもしれない。
初めて日本に新型肺炎として入って来た頃と較べたら、データの蓄積もあり、
コロナに罹ったらオシマイ、とまでは、もはや思い詰めたりはしていないが、
風邪やインフルのように、跡形もなく治癒すると確信できるところまでも、
まだ、私の中での認識は、至っていない。

COVID全般の研究はこの3年で大変に進んできたし、
去年のデルタまででコロナウイルスの変異が終わっていれば、
日本などは、対象者の6割強がワクチン2回接種した昨秋の段階で、
流行が見事なまでに制圧できていた
のだが、
年末にオミクロンが出現してからは、「終了」は望めなくなった。
BA.5ともなると、残念ながら、ワクチンも治療薬も、
全く駄目になった訳ではないが決め手を欠いているのが現状だ。

ロナプリーブなどの抗体カクテル療法はBA.5以降にはほぼ無効だし、
従来のワクチンの4回接種でも、BA.5の発症予防への効果は限定的だ
(但し、治療薬としてのラゲブリオ(モルヌピラビル)、パキロビッド、
レムデシビルは、BA.5に対しても有効であると考えられている)。
モデルナが、オミクロン対応の2価ワクチンを秋には出荷できると
発表していたが、仮にこれが安定的に使用できるものだとしても、
米国が先だから、日本に届くのがいつになるのか不明だ。

ということで、やはり私が目下、個人で出来ることは
これまで通りの感染防止対策しかないことになる(汗)。
自分の健康維持のために、罹らないほうが良いに決まっているし、
この急激な感染者数増加の途上にあっては、
患者にならないことが社会貢献でもある。
しかし100%確実な対策は存在しないし、今回の流行り方は桁が違うので、
やれることをやったうえで罹った場合は、
もう仕方なかったと諦めるほかないだろう。
自分がそうなったとき、願わくは、医療機関がまだ機能していますよう。
インドア派の私はStayHomeは全くなんともないのではあるが、
「波が引くまで家から一歩も出ません」
と私の判断のみで一方的に決めることはできず、
私のような者でも一応まだ社会生活があり、呼び出されもするので、
内なる葛藤は、つづくことに、なる(^_^;。


追記:コロナの後遺症は心配するのに、ワクチンの副反応は怖くないのか、
と疑問に思われる向きもあるだろうが、私は比較の問題で考えている。
いわゆるリスクとベネフィットを比較した場合、COVIDに丸腰で罹患するより、
世界で既に122億回も接種されてきたワクチンのほうを私は選択する、
ということだ。
ワクチンを打たず、COVIDにも罹らず、元気で好きなように暮らしたい、
とは私も思うが、状況を見るに、それは実現不可能と私は判断している。
家族にも私にも基礎疾患があり、超高齢の身内もいる。
誰しも全能ではない以上、自分で選ぶほかない。

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物置整頓に着手
この写真に写っていないが物置の本棚の向かい側には、また別の棚があり、
既に使用することのなくなった蛍光灯や灯具の予備、
昔飾っていたクリスマスツリーやオーナメント、
など荒唐無稽なあれこれが長らく、納められていた。
もはや用のないものが多いと、見る度に思っていたので、
きょうは意を決して、それらの大半を捨てる作業に着手した。
いつものことだが、捨てるか捨てないか迷うから大変なのではなく、
ゴミ収集のとき持って行って貰える形状にまとめるのが面倒なのだ。
とはいえ、本棚を片付けたときほどの魔窟感は無く、
書籍類と異なり、重量的にも大したことはなくて助かった。
この週末は、もともと東京に行くつもりで確保してあったのを
出発を断念したために時間が空いたので、片付けに費やすことができた。
まだ完全に終わってはいないので、引き続き、整頓を続けたいと思っている。
今年の下半期は、この物置と玄関(=靴箱関係)をやっつけたい。

4回目接種用の接種券発行申請
数日前、「4回目接種用の接種券発行申請について」の葉書が
私宛てに、広島市から送られてきた。
60歳以上の市民には、順次、接種券が送付されて来る予定だが、
18歳以上60歳未満で基礎疾患がある等の事情で接種を希望する人は
接種券を貰うために、まず自分でWeb申請をする必要があり、
58歳の私も、これに該当している。
申請そのものは、3回目接種から4か月経過すると可能になるので、
現状は令和4年3月15日までに3回目接種を終えた市民宛てに、
この案内葉書が送付されているということだった。
私はこのあと、夏や秋の間にすぐに4回目を打つことはない予定だが、
とりあえず接種券だけは、時間のあるうちに確保しておこうと思い、
案内に従ってサイトにアクセスし、申請を済ませた。
新型コロナワクチンの接種券の発行申請について(広島市)

参議院選挙2022
期日前投票を済ませていたので、きょうは開票速報を見るだけだったのだが、
広島に関してはもともとが全く激戦区ではなく、
投票前から誰が当確か私でも当てられる、
という情勢だったので、結果を待つ面白みは全然なかった。
見どころは、強いて言えば、
自分の選挙区の各々の得票数と、全国比例公認候補たちの行方くらいか。
全国の世代別の投票率を見ていたら、20代は36%とあったが、
娘も、ちゃんと投票に行ったとLINEで言っていた。感心感心(^^)。
2009年の衆議院選挙で自民党が大敗したとき、保守派の母は怒り狂い、
「人生最後に見た選挙が民主党の圧勝だなんて!」
と嘆いたものだったが、あれから何度も『人生最後の選挙』を重ね(爆)、
さて今頃、母は、今夜の結果を喜んでいるだろうか。
昭和4年生まれの母は、戦後に日本で初めて女性が参政権を獲得した時代を、
リアルタイムで経験しているから、
一票を投じる権利をそれはそれは大切に考え、若い頃から必ず行使してきた。
私は必ずしも母と主義主張が一致している訳ではないが、
「自分の一票くらい、あってもなくても結果は同じだ」
などとは、どんな選挙のときも考えてはいけない、
ということを、母から学んだと思っている。

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安倍元首相 銃で撃たれ死亡 各界から悼む声(NHK 7月8日 21時14分)

今回の件で、投票という行為の意味や重みを改めて思い、
私なりに、これまでとは異なる決意を持って、本日は期日前投票に行った。
一票を投じる以外に、いかなる意思表示の方法が可能であるものか。

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