転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



新型コロナ “第7波に入った” 過去最多の感染者 各地で相次ぐ(NHK 7月12日 20時19分)
『“感染拡大の第7波に入った” 政府分科会の尾身茂会長は11日、こうした認識を示しました。』『そして12日は各地で過去最多となる感染確認が相次ぎ、全国の感染者の発表は7万人を超えました。ことし3月3日以来になります。また東京都でもことし3月以来となる1万人超の感染者が発表されました。』『▽なぜ感染が再拡大したのか? ▽行動制限はどうなるのか…? ▽改めて必要な感染対策とは? 新型コロナをめぐる最新の情報をまとめました。』

手洗い励行・マスク着用・三密すべて回避、あとはワクチン接種しかないが、
それらを実践していても、BA.5に出会ってしまうと罹る可能性がある。
0か100の話ではないので、ウイルスに触れた途端に皆が罹る訳ではないし、
発症したら全員が同じ経過を辿る訳でもないのだが、とりあえず、
今まで大丈夫だったから、はそろそろ通用しなくなる可能性が高い。
ろくに対策をしてないのに罹っていないことを自慢する人がときどき居るが、
それは本当は、たまたまウイルスに出会っていないだけと、
謙虚に考えるべきものだろう(汗)。

それでも、一度罹患すれば終生免疫が獲得できるというのなら、
病床逼迫していないタイミングで罹っておけば先々安心、と言えたのだが、
コロナは変異が早いので、短期間に再感染・再々感染がいくらでもある。
更に、感染を反復するほど後遺症のリスクが上がるという論文も出ており、
精査待ちだが、確認されれば、無症状や軽症ならOKというものでもなくなる。
デング熱など確かに、初回感染より二回目の感染のときが怖いので、
COVIDに関しても、あり得ない話ではないかもしれない。
初めて日本に新型肺炎として入って来た頃と較べたら、データの蓄積もあり、
コロナに罹ったらオシマイ、とまでは、もはや思い詰めたりはしていないが、
風邪やインフルのように、跡形もなく治癒すると確信できるところまでも、
まだ、私の中での認識は、至っていない。

COVID全般の研究はこの3年で大変に進んできたし、
去年のデルタまででコロナウイルスの変異が終わっていれば、
日本などは、対象者の6割強がワクチン2回接種した昨秋の段階で、
流行が見事なまでに制圧できていた
のだが、
年末にオミクロンが出現してからは、「終了」は望めなくなった。
BA.5ともなると、残念ながら、ワクチンも治療薬も、
全く駄目になった訳ではないが決め手を欠いているのが現状だ。

ロナプリーブなどの抗体カクテル療法はBA.5以降にはほぼ無効だし、
従来のワクチンの4回接種でも、BA.5の発症予防への効果は限定的だ
(但し、治療薬としてのラゲブリオ(モルヌピラビル)、パキロビッド、
レムデシビルは、BA.5に対しても有効であると考えられている)。
モデルナが、オミクロン対応の2価ワクチンを秋には出荷できると
発表していたが、仮にこれが安定的に使用できるものだとしても、
米国が先だから、日本に届くのがいつになるのか不明だ。

ということで、やはり私が目下、個人で出来ることは
これまで通りの感染防止対策しかないことになる(汗)。
自分の健康維持のために、罹らないほうが良いに決まっているし、
この急激な感染者数増加の途上にあっては、
患者にならないことが社会貢献でもある。
しかし100%確実な対策は存在しないし、今回の流行り方は桁が違うので、
やれることをやったうえで罹った場合は、
もう仕方なかったと諦めるほかないだろう。
自分がそうなったとき、願わくは、医療機関がまだ機能していますよう。
インドア派の私はStayHomeは全くなんともないのではあるが、
「波が引くまで家から一歩も出ません」
と私の判断のみで一方的に決めることはできず、
私のような者でも一応まだ社会生活があり、呼び出されもするので、
内なる葛藤は、つづくことに、なる(^_^;。


追記:コロナの後遺症は心配するのに、ワクチンの副反応は怖くないのか、
と疑問に思われる向きもあるだろうが、私は比較の問題で考えている。
いわゆるリスクとベネフィットを比較した場合、COVIDに丸腰で罹患するより、
世界で既に122億回も接種されてきたワクチンのほうを私は選択する、
ということだ。
ワクチンを打たず、COVIDにも罹らず、元気で好きなように暮らしたい、
とは私も思うが、状況を見るに、それは実現不可能と私は判断している。
家族にも私にも基礎疾患があり、超高齢の身内もいる。
誰しも全能ではない以上、自分で選ぶほかない。

Trackback ( 0 )