転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日は、友人に誘われて西区民文化センターピアノ試奏会に参加した。
ステージでヤマハフルコンサートピアノCFⅢSを使って、
……いつもの練習をしてきた(爆)。
ハノン49番、ツェルニー30番の23番・25番、バッハのプレリュードBWV933。
このような機会に、私を思い出して誘って下さった某氏に
心から感謝しております。ありがとうございました<(_ _)>。

昨年夏に別のホールの試奏会でCFXを弾いたが、
私は感性がニブいので、このふたつの楽器を弾いて較べても、
両者の間に価格ほどの差があるとは、正直なところ感じなかった。
そもそも私の中では、今でもヤマハのC3あたりが自分の初期設定なので、
上等な楽器が、自分の演奏を余分に「手伝ってくれる」ような状況は、
自分の予想している音がしないために、かえって落ち着かないのだ。
やはり、長年、小さいアップライトでしか弾いて来なかった者は、
こういう感覚から抜け出すのに時間がかかるのだろう。
しかし勿論、広いホールでよく整えられたフルコンを弾くのは、
とても気持ちが良かった。
弾いている間だけ、格段に腕前が上がったような錯覚ができた(殴)。

写真は、ステージでピアノを弾く私の写真だ。
一緒に試奏会に参加したもうひとりの友人が、撮影してくれた。
「ブログネタに、どうぞ(^^)」
との文面とともに、メールで送られてきた。
これまた、ありがとうございました~<(_ _)>。

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・昨日の朝、前日にコンビニ振り込みの完了した大学について、
願書を郵便局から簡易書留で発送した。
終わって、貰った控えを見たら、書留の引き受け番号は、
ただの偶然だが志望順位の逆から順に並んでいた。
まずはひとつでも多く合格が貰えるように、ということだが、
貰えるとしたらこの順に、下のどこまで迫れるか、ということね(大汗)。
あとはもう一校、銀行振り込みしか認めていない大学があるので、
それについては、きょうか明日のうちに手続きを終えたいと思っている。

・同じく昨日は、午前中に耳鼻科、午後には歯科に行った。
耳鼻科のほうは、最近は断続的に鼻炎があるので行ったのだが、
季節的にそろそろ花粉症も出そうなので、ひどいとき使うようにと、
鼻処置のあとスプレーと抗アレルギー薬を貰った。
歯科では、例の、詰め物が取れた右下8番を治療して貰った。
周辺に小さい虫歯も新たに出来ている、ということで、削られた(T_T)。
今は仮留めの状態で、来週、上にかぶせるパーツが出来て届くからということで、
一週間後の予約をして、帰った。

・仏検2級の2次試験のため、会話学校2校に体験レッスンを申し込み、
今週の金曜と土曜に、それぞれ行くことになったのだが、
どちらの学校も、予約の段階で私が「仏検2級受験が目的」というと、
「それでは、相当、会話もできますね」
というような反応をされるので、困った。全然できません(爆)。
仮に読解力が多少あったとしても、そのレベルの遣り取りが
会話としてすぐ出来るものでないことは、英語の学習歴を考えれば
誰でも想像がつくだろうと思うのだが(汗)。
まあ、さすがに、ボンジュールしか言えないということはないけどもよ。
とりあえず、試験までに生のフランス語会話というものを初体験して、
度胸だけはつけておこうと思っている。話はそれからだ(^_^;。

・ふと見かけて、なんとなく買った『海老蔵そして團十郎』(関 容子)が
あまりにも面白くて、昨日、一息に読んでしまった。
成田屋の逸話が中心で、語り手は主に当代の團十郎なのだが、
海老蔵や勘九郎(勘三郎)、三津五郎、その他何人のも役者さんが登場し、
今は亡き、二代目松緑や初代辰之助の思い出話も数多く紹介されていた。
大昔から有名だった、『菊之助(菊五郎)がからかって、辰之助が殴って、
新之助(団十郎)が殴られる』の真相が明かされていたのも、良かった(笑)。
なつおちゃんは大らかで、思慮深く教養があり、バランス感覚に優れていて、
本当に魅力的な男性なのだと、改めて思った。
そして初代辰之助が破滅型の人間だったことも、また、痛感した。
それにつけても、歌舞伎の家では、息子が育って来ると、
父親の感じる責任と重圧もただごとでない。
当代の海老蔵も、猿之助も、勘九郎も皆、華やかな襲名行事の中で、
父親(團十郎・段四郎・勘三郎)のほうが病に伏している。
芸が家名のもとで継承される歌舞伎の世界は、父子の関係も深く、独特だ。
歌舞伎の世界の、容易に人には言えないような陰惨な部分も認めた上で、
「ドロドロもあれば純真もあって、それが歌舞伎の世界でしょう」
と言ってのける團十郎は、やはり凄い人だと思った。

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既に発表になっている話なので、新情報としての価値はさほど無いが、
私のための備忘録として、新装・歌舞伎座の4~6月公演に関して、
特に音羽屋の旦那さんご出演の演目をここにメモしておくことにする。
そのほかの演目・出演者については、リンク先をご覧下さい<(_ _)>。

杮葺落四月大歌舞伎(歌舞伎美人)
平成25年4月2日(火)~28日(日)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時40分~
第三部 午後6時10分~

第二部:『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』
  浜松屋見世先の場より
  滑川土橋の場まで
 弁天小僧菊之助  菊五郎
 南郷力丸  左團次
 赤星十三郎  時蔵
 忠信利平  三津五郎
 浜松屋宗之助  菊之助
 木下川八郎  團蔵
 伊皿子七郎  友右衛門
 浜松屋幸兵衛  彦三郎
 砥左衛門藤綱  梅玉
 鳶頭清次  幸四郎
 日本駄右衛門  團十郎

第三部:勧進帳(かんじんちょう)
 武蔵坊弁慶  幸四郎
 源義経  梅玉
 亀井六郎  染五郎
 片岡八郎  松緑
 駿河次郎  勘九郎
 常陸坊海尊  左團次
 富樫左衛門  菊五郎


杮葺落五月大歌舞伎
平成25年5月3日(金・祝)~29日(水)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時40分~
第三部 午後6時~

第一部:三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
  大川端庚申塚の場
 お嬢吉三  菊五郎
 お坊吉三  仁左衛門
 和尚吉三  團十郎


杮葺落六月大歌舞伎
平成25年6月3日(月)~29日(土)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時40分~
第三部 午後6時~

第二部:土蜘(つちぐも)
 僧智籌実は土蜘の精  菊五郎
 待女胡蝶  魁春
 巫子榊  芝雀
 番卒  翫雀
 同  松緑
 同  勘九郎
 平井保昌  三津五郎
 源頼光  團十郎

第三部:助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
 河東節十寸見会御連中
 花川戸助六  團十郎
 三浦屋揚巻  福助
 通人里暁  三津五郎
 朝顔仙平  又五郎
 福山かつぎ  海老蔵
 三浦屋白玉  七之助
 曽我満江  東蔵
 髭の意休  左團次
 くわんぺら門兵衛  吉右衛門
 白酒売新兵衛  菊五郎

 口上  幸四郎

**************

いつもの二部制でなく、三交代にして通常の1.5倍稼ぐ、
……じゃない、普段の一倍半のお客様にご来場頂く(爆)、
という主旨の豪華なこけら落とし公演が、3ヶ月間もある。
さすがにどの演目も、定評のある主演者・共演者で固められていて、
現在の歌舞伎としては最高の布陣と言って良いと思う。

菊五郎ファンの私としては、『三人吉三』と『土蜘蛛』は
配役も含めて現時点での決定版だと感じるし、
音羽屋の看板のような演しものを、これだけ続けて観られる機会は、
そうそう巡って来ないと思うので、大変楽しみにしている。
というか、チケットが買えるかどうか、だな(大汗)。

そのチケットなのだが、今回はあまりにも特別な公演なので、
これまた、今までとは違うチケット販売方法が採られるらしい。
歌舞伎座新開場チケット購入方法のご案内(松竹:PDF)
一次販売:『松竹歌舞伎会』会員先行販売(電話・Web)
 (↑平成25年1月23日までに入会済みの会員が対象)
二次販売:往復葉書による一般前売り受付
三次販売:電話予約Web販売

え~と……、私は確か歌舞伎会には入っていたと思うのだが、
いや待て、あれはただのチケットweb松竹だったっけか??
とにかくこのところずっと利用したことがないので、
会員IDとかパスワードとか、どうなっていたんだか忘却の彼方だ(殴)。
音羽会でも、座席確保はさすがに確約できないと言うだろうしな……。

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娘の受ける大学の受験料を支払いに、朝から行って来た。
学校の面談で志願先がだいたい決まった夏休み以来、
手続き関係は全部、娘が勝手にやって来たのだが、
さすがに支払いだけは、本人のお小遣いなどとは桁の違う金額だし、
私が扱わないと話にならないということで、出かけた。

銀行からの入金も勿論可能なのだが、私の受験生時代には全然なかった、
「コンビニで入金する」というのを、このたび初めて試してみた。
願書請求の『テレメール』と同じく、支払いサイトのほうも、
全国の学校を統括する『E-支払いサービス』というのが今はあって、
ここで必要情報を入力し、予約番号みたいなものを貰って、
コンビニでそれを申告して支払いをする、という、
チケット類をネット予約で買うときと、基本的には同じ段取りになっていた。
確かに、パソコンか携帯さえあれば、複数受験校の手続きがまとめて出来るし、
支払って帰宅したらもう、「入金確認」のメールが来ていて、
なかなか安心感が得られて良い、…ような気がした(^_^;。

大昔に私が受験生だった頃は、こういう手続きは誰がしてくれたのだろう。
入学金以後のことは、父が「払いに行っといたからね」と
家で言っていたのを覚えているのだが、
不思議なことに受験料に関しては、私の記憶は完全に空白だ。
コンビニ入金などあり得なかったし、うちの村にある金融機関は、
郵便局と農協だけだったから、銀行支払いとなると、
父が仕事の昼休み中にでも、車で市街地の支店まで出かけて、
手続きして来てくれたのではないかと思う。

それにつけても、あのときの私の受験イベントは無茶苦茶だった(^_^;。
家族は誰も東京などろくに行ったことがなかったし、
ネットで検索すれば欲しい情報が手に入るという時代でもなかったので、
担任の先生から伺った、ご子息の都内受験のときの経験談を頼りに、
「東京駅に着いたら、国鉄(←まだJRではなかった)在来線の橙色の中央線に乗る。
黄色の各停は途中までしか行かないから乗ってもダメ、
橙色でも『特別快速』は国分寺にとまらないから注意(←当時は停車しなかった)」
などとメモにびっしり書いて、母とふたりで出かけたのだ。

とんちんかんだった我々は、ホテルは受験校より西のほうに決めてしまい、
下見もしておらず、入試当日は朝のラッシュに巻き込まれてシヌ思いをした。
オマケに、二校目入試の朝起きてみたら、東京なのに雪が積もっていて、
列車はいっそうの大混乱になっていたりもした。
その翌日に控えていた三校目のためには、
ホテルを移動しなくてはならなかったので(なんでそんな予定にしたのか(^_^;)、
雪の朝、母と私は宿泊手荷物のすべてを持ってチェックアウトし、
母曰く「終戦後の省線みたいやった」ラッシュの国電に乗ったが、
私は、途中で危うく、荷物とも母とも、はぐれそうになったものだった。
おのぼりさんの我々にとって、全然知らない駅や路線だったし、
携帯電話の無かった頃だから、あそこでお互いを見失っていたら、
そのあと落ち合うのはかなり難しかったかもしれない。

さすがに今回の娘の場合、このテの珍道中には、ならないだろうな(^_^;。

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・朝から歯医者の予約を取り(水曜日の昼前ということになった)、
チケットぴあで2月の東京滞在中のチケットを物色し、
それから支度をして、佐伯区方面に向かった。
その途中で、いつもの内科に、血圧の観察のため寄った。
朝の自宅血圧は初回から125/85だったが、
頼むから医者の前でも低い値が出てくれよと、心から願ったのがアダになり、
待合室にいる間に動悸がしてきて、診察時血圧は170/100だった(--#)。
しかし先生は付き合いが長く、自宅血圧の記録も前から見て下さっているので、
「こんだけ寒いしね。娘さんの入試もあっちゃ、その様子じゃ下がらんですね」
と問題にされなかった。助かった(^_^;。
午後、帰宅して測ったら、家では相変わらず120/84だった。
白衣性高血圧は昔からだが、寒いと変動が大き過ぎていけないと思った。

・舅姑の墓参りは、年が明けてきょうが初めてだったが、
毎日、気温がとても低かったためか、年末に供えた花は
まだ数日しか経っていないというくらいの美しさが保たれていた。
それで、持って来た新しい花と一部を入れ替えて、
菊などは大半もとのままにして、アレンジしなおした。
それから舅宅まで行ってみたら、こちらもあまり落ち葉は増えていなくて
庭はかなり綺麗な状態だった。
松の内が終わるので、玄関ドアのお正月飾りだけ取り外した。
いつまでもこれが残っていると、
『留守です』と貼り出しているようなものだから、
玄関付近くらいは、通常の状態に戻しておく必要があったのだ。
それから、お正月休みの間に配られた町内会のプリントやDM類を
郵便受けから出して、取り込んだ。
さすがに、もう、舅姑宛の年賀状は来なくなったようだった。

・今朝、チケットぴあで検索したチケットというのは、
2月に娘の入試について行ったときに、東京で観るためのもので、
音楽・舞踊・古典芸能に関して、手頃なものがないかどうか
あたってみたのだった。
私の道楽のためというのも勿論あるが、それ以上に、
来月の滞在中は、娘とホテルの同じ部屋で過ごすことになるので、
私が多少なりとも出歩いて留守にしないと、お互いに気詰まりだ、
というのが主な理由だ。
娘も私も日頃から独りの時間が多く、勝手に暮らすことに慣れているので、
絶えず誰かが目の前にいる状態で何日も過ごすのは、正直なところキツいのだ。
それで今、考えているのは、
国立劇場二月人形浄瑠璃文楽公演:2013年2月9日~25日
日生劇場二月大歌舞伎:2013年2月4日~26日
・新国立劇場エトワールへの道程2013:2013年2月16日17日
……といったあたりだ。
勿論、娘の用事が出来たり、私の予定が変わることもあるから、
今回は誰とも何の約束もせず、いざとなれば、
私の一存で中止できるかたちにして、チケットだけ買っておくつもりだ。

・帰宅してみたら、我が家の玄関ドアに何か袋が下げられていて、
見たら、ダ○キンの替えモップだったorz。
この地区の担当の方が、私の留守の間にまわって来られたのだった。
マンション入居以来ずっとお世話になっていて、
きょうが取り替えの日だとわかっていたのに、私はすっかり忘れていた。
いつもなら、外出することがわかっている日には、
使用済みモップと代金を紙バッグに入れて出しておくように
必ずしていたものだったのだが……。
やはり今、どうも心ここにあらずなのか私は(汗)。

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始動  


・市内のフランス語教室の無料体験を、メールで2校ばかり申し込んだ。
きょうは年始だし日曜なので、多分、返答が来るのは明日以降だろう。
英検のときと同じく、目前に迫った仏検二次試験の面接が不安で、
という見苦しいドロ縄なのだが、こうでもしないと英語以上に、
フランス語の話者など身近に見出しにくいのだ。
「確かに、ワシくらいしか、おらんよのぅ」
と自称ふらんす人の転夫が見事な広島弁で言った(--#)。

・ここ数日、右下の奥歯に冷たいものがあたるとイヤな感じ?と
微かな違和感を持っていたのだが、今朝、鏡でとくと見たら、
右下8番(親知らず)の虫歯の治療跡に小さな異変が起きていた。
ここは10年くらい前、C1からC2程度の虫歯ができて治療したのだが、
そのときの、直径数ミリ程度の詰め物が、消えてなくなっていたのだ。
……いつかどこかで取れてしまったのね(泣)。
明日は週明けだし、いつもの歯医者さんに電話して予約を取ろう。
こういうものは気づいた途端に、痛みを自覚するようになるのよ(^_^;。

・元日以来、私は全く長時間の外出をしないで暮らしていたのだが、
昨夜は家族三人で、駅前の居酒屋まで出かけた。
そこで久しぶりに、各種のお刺身や握り・天ぷらなど、
いろいろと楽しんだが、食事を終え店を出たときの娘の感想は、
「あのかんぴょう巻きには、負けたよ!」。
これまで食ったこともないほど美味な、かんぴょう巻きだったそうだ。
あの居酒屋に行ったのは今回が初めてだったが、今後あそこは我が家では、
『かんぴょう巻きの店』と呼ばれるであろう。

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正月早々、チケットぴあ・eプラス等々から、
次々とチケット発売案内のメールが届いている。
勿論、そういうものを送って来るようにと各種登録しているのは、
ほかならぬ私本人なので、プレイガイドの商魂を責めるような話ではないが、
まだセンター試験も終わっていない現時点では、あれやこれや、目の毒で、
だのに発売開始日は容赦なくやって来るしで、なかなか悩ましい状態だ。

本山麻優子ピアノ・リサイタル(3月3日@安芸区民文化センター)とか、
平成25年文楽広島公演(3月8日@アステールプラザ)とか、
地元で行われる催しは、既にいくつか行くつもりで考えているのだが、
問題は、遠征を伴う公演のほうだ。
今年の3月は、3月1日の娘の卒業礼拝以降の予定は未定なのだが、
これから決まる進学先によっては、3月は下宿探しや引越のために、
家族で県外へ出かけなくてはならないスケジュールになるだろう。
そうすると、私の3月道楽遠征は、その合間を縫って決行するほかなく、
1月初めの今から、勝手に次々と予定を入れてしまうわけには行かないのだ。

まず、原作の連載時代から思い入れのあるStudio Life『続・11人いる!』
前作『11人いる!』の上演も観たので、逃したくないのだが、
2月28日~3月17日@紀伊國屋ホール、3月20日@名鉄ホール、
3月30日@かめりあホール、とどれも時期が微妙で、
ならば大阪公演は?と調べたら、4月6日・7日@サンケイブリーゼ、
ということで、自信を持って「ここなら空いている!」と言える日が無い。

宝塚は3月15日~4月15日に大劇場で宙組『モンテクリスト伯』
日比谷は2月15日~3月24日が月組『ベルサイユのばら』で、
特に後者は、思い通りにチケットが買えるような演目ではないから、
計画を立てておかないと、きっと見逃すことになってしまうだろう。
月ベルばらの大劇場公演が、元日から始まったばかりだが、
評判のほうは、どんなもんだろうか。
前売りが記録的な勢いで完売しても、いざフタを開けてみたら、
ファンが内容に怒りまくり、以後、劇場界隈では連日サバキの嵐、
という公演も、無いではないのだが……(逃)。
ちなみに、これまた私は原作にいろいろと思い出のある『モンテクリスト伯』、
宙のは一体、どのような話にまとめられたのだろうか。
岩波文庫で7巻もあるのに、一幕って、どこを取ったんだろう(汗)。
大昔、同じ題材で『アンタレスの星』とゆー、噴飯モノの作品があったが、
今回は、……ダーイシ(石田昌也)先生の脚本か………。
メルセデスの話をするのだったら、エデの一件はろくに触れる暇ないね?
牢獄のいろいろは、いっそ無かったことにするのかね??
駄洒落と七変化で押し切られそうな悪寒(逃)。でも観たい(殴)。

しかし何より私が執着しているのは、今、歌舞伎なのだ。
音羽屋の1月国立劇場はどうやっても観られないから、これは諦めたが、
3月の御園座は、劇場とのお別れの意味もあり、なんとか行きたい。
御名残御園座 三月大歌舞伎(御園座)
『二代目市川猿翁 四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露』
ということで、澤瀉屋一門が勢揃い、藤十郎が華を添える贅沢な公演だ。
演目も『黒塚』『義経千本桜』など猿之助の定番中の定番で、
これはもう、観たら面白いに決まっている。
公演は3月2日~3月26日、チケットは昨日から一般発売が始まっており、
今ならまだ三等席がある!行かないでどうする!……とは思うのだが、
3月のこの時期、自分が一体どうなっているのか、
名古屋までの遠征を組む余地があるものなのかどうか、見当が付かない。

『見当が付かない』と言えば、前も書いたが3月末のBASARA祭もそうだ。
30日と31日の両日、国技館で『戦国バサラ祭2013 ~春の陣~』があり、
西川貴教も出ると発表されたので、娘は勿論行きたいわけだが、
しかし、入試結果がどうなっているかで、これに楽しく行けるかどうか
全く違ったものになってしまう、とわかっているものだから(汗)、
試験も何も始まっていない今、娘は決断できないでいるのだ。

母は歌舞伎、娘はBASARAで、それぞれの計画に迷い多き年明けだ。
こうしている間にも、刻一刻と時は過ぎ、チケットは待ってくれない。嗚呼。
とても相変わらずで、『らしい』話、……なのだった(汗)。

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娘はセンタープレテストがあって学校に行った。
昨日は、あれから初詣に集合した仲間達で
誰に尋ねれば試験日程がわかるか?と鳩首会議(笑)の末、
娘が、その緻密さを中1のときから頼りにして来た、
美術部仲間の某子ちゃんを思いつき、メールをしてみたところ、
『開始時間・科目順すべてセンター試験当日と完全に同じ日程である』
ことがついに判明した。
言われてみれば、それは道理なのだった。
模試なら一日で六科目通してやるところ、
この時期、わざわざ二日間を費やして実施するというのだから、
本番通りのリハーサルを体験するという主旨に違いなかった。

というわけで、娘は今朝めでたく、弁当を持って学校に行った。
今に至るも帰って来ないところを見ると、情報は正しかったのだろう。
さすがは某子ちゃんである!ありがとうっっ(T_T)。
そして、転娘みーちゃんは反省しる(--#)!
親の心、子知らず。
どんだけ抜けとんじゃオマエは。
私だってこれでも一応、いよいよ入試だと思って
気遣いをしていないわけではないとゆーのに。

ときに、今年のセンター試験は例年より若干遅めな印象がある。
1月15日あたりが一次試験、というイメージが長年、私にはあったが、
今年は19日20日と、下旬にかかっているのだ。
調べてみると、大学入試センター試験というのは、平成21年度以降、
『「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」とする』
と文部科学省から各国公私立大学長に対して通知されたのだそうだ。
この時期、今更もう学力が変わるわけではないから、
別に一次試験が一週間ズレだってどうということは無いのだが、
しかし私大のスケジュールを考えると、
センターのあと私大の試験が始まるまでの間が、
十日しかない!と思うか、まだ二十日近くある!と思うかでは、
気分的にはやはり違うのではないだろうか。

……いや、気分が違うのは、結局、私だけか(爆)。
本人もともとよくわかっとらん上に、大学入試は初めてだしな(^_^;。

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年末年始の休みになって以来、毎日、家族皆が家にいるので、
そろそろ私のストレスがたまってきたのを感じる。
三度三度食事の支度が要るし、パソコンは自由に使えないし、
テレビを観ている人がいるのでピアノの練習はほぼ不可能だし、
まとまった時間、留守になってくれないから、掃除もしづらいしで、
様々なことが思うに任せないのだ。
こりゃ、どれだけ血圧が上がっていやがるかと覚悟して測ってみたら、
今朝の値は141/91で、家庭血圧として十分に高いには違いないが、
とりあえず倒れそうな高血圧でなかったのだけは、幸いだった。

脳天気な娘はきょうはお友達何人かで集まり、昼前から初詣に行った。
明日と明後日は高校で、センタープレテストと称する、
センター試験直前の、校内での練習版みたいなテストがあるのだが、
ウツケ者の娘は、その試験日程の紙をなくしたと言っていた。
それで、昨日から思いつく限りの友人たちにメールで訊いたが、
これがまた、類は友をしっかり呼んでいるらしくて、
皆、「なくしてもーた」「わからんので、いつも通り登校してみる」
と同じような返事ばかりで、まったくラチがあかないのだった。

ったく、神社で、そのアホがなおるようにシッカリ祈って来い(--#)。

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今年は娘が受験生なので、旅行などの家族イベントは一切なく、
昔から主人がお節料理を拒否しているため、食事も普段通りで、
私が自分の趣味で掃除を念入りにしたほかは、
特に変わったことのない、淡々と過ぎた年末だった。

大晦日は、娘は夕食後に全部の大学の願書を完成させ、
そのあとは居間でテレビを観ていた。
主人と娘の選択は、基本的に『ガキ使 笑ってはいけない』を観つつ、
合間合間に『紅白歌合戦』を覗く、というものだった。
会見での下ネタ発言で取り沙汰されたゴールデン・ボンバーは、
本番で清志郎みたいな事件を起こすことなく、
樽美酒のメークの白いお面を、審査員や観客も皆がつけて、
普通に楽しく(笑)披露された『女々しくて』だった。
急性声帯炎で体調が心配されていた、きゃりーぱみゅぱみゅも、
早替わりを含む極彩色のお衣装で登場、無事に可愛く歌っていた。
曲紹介で稲垣吾郎がカミまくった一件は言うに及ばず、
有働由美子アナでさえ、「ぱみゅぱみゅ」の発音はキツいものがあった。

福山雅治は、パシフィコ横浜でのカウントダウンライブ中で、
紅白の出番のときは中継だったのだが、
今回の企画として、日頃から仲の良い市川猿之助・中車とのコラボで、
歌の前に両名による口上が行われることになっていた。
2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』での共演が縁だったそうだ。
その、猿之助と中車が、交互に画面に出るのを観ていた娘は、
「え~?区別がつかん。二人おるよね?同じ人?」
と言った(^_^;。
いやまあ、ふたりは従兄弟同士だし、現に良く似ているので、
それは素朴な感想としてわからないことはなかったのだが、
猿之助と中車は勿論、別の役者で、年齢も結構違うからね?
ちなみに中車は香川照之だからね?……と言ったら、娘は
「えー!!香川照之は知っとるけど、歌舞伎やる人だったん!?」
と驚いていた。どこまで今更なヤツなんだ。

更に、その口上が終わって歌になり、ギターを弾く福山雅治が
テレビ画面に大写しになると、娘はしばらく観てから、
「ああ!そうかこれが福山雅治かっ!」
と、これまた相変わらずなことを言った。
「ただのギターの人かと思うとった!
いつまで経ったら、福山雅治が出てくるのか、
サポートメンバーばっかり真ん中に映って、
……って、ずっと勘違いしとった!!」
娘はついに、2012年最後の日になっても、福山雅治が覚えられなかった。
2013年にはわかるようになるだろうか。

***********

しかし、なんと言っても、この晩の白眉は、美輪明宏だった。
私は最初から、「美輪様」の出番だけは観る、と決めていたのだが、
Twitterでの反響を見ても、多くの方々が美輪様のヨイトマケを
ほぼ初めてじっくりと聴い下さり、それを深く受け止めて下ったことが
よくわかった。
圧巻の美輪明宏 静まり返った「ヨイトマケの唄」(サンスポ)

私は90年代初めから美輪明宏を生で聴いてきたが、一貫して思っているのは、
美輪様の歌は、一曲一曲すべてが一編のお芝居だ、ということだ。
どんな小さなフレーズでも、音符ひとつにでも、
美輪様の歌には完成された演技があって、
聴き手に対して、その背景にあるものを濃厚に伝えて来る。
今回の『ヨイトマケ』にしても、最初の、暗転のあと
♪父ちゃんのためなら エーンヤコーラ
♪母ちゃんのためなら エーンヤコーラ
のところから既に、歌詞とその背後に、何人の登場人物が居たことだろうか。
あの場面が暗闇で、画面に誰も映っていなかったのは演出として必然だった。

世の中の多くの人は、美輪明宏というと、黄色いロングヘアで、
ゴージャスなドレス姿で、艶然と微笑みつつスピリチュアルな話をしている、
という印象を持っていたのではないかと思うが、
それはアーティストとしての美輪様の表現の、ほんの一部でしかない。
美輪明宏とは、性別も年齢も超越した、変幻自在の芸術家なのだ。
たった(敢えて言う)6分だったが、紅白の『ヨイトマケ』では
素晴らしく見応えのある一本のモノオペラが上演されたのだということを、
きっと、たくさんの方々が感じて下さったことと思う。
久々に、「テレビというものがあって良かった」と私もしみじみ思った、
今回の紅白歌合戦だった。

美輪明宏 ヨイトマケの唄 「第63回NHK紅白歌合戦 2012.12.31」(YouTube)

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