転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうの広島は、穏やかな良い晴天で、桜がまだ綺麗だった。
早起きの主人と一緒に、朝から近所の投票所へ行ってきた。
今回は、市長・県議・市議の選挙だった。

「きょうの模範回答は、何ね?」
とフザケて主人に訊いてみたが、この人はいつも、投票前には決して、
自分の手のうちを明かさない(笑)ので、今回も教えてくれなかった。
勿論、お互いにそれぞれ良いと思う人に入れた。

投票を終えて会場を出てきたところで、腕章をした男性女性が立っていて、
「○○新聞です。出口調査に御協力頂けますか」
と言いながら近づいてきた。
私はこういうものに遭遇したのは初めてだった。
見たら、アンケート形式で、
性別、年齢、支持政党(「無」も選択可)、
市長候補の誰に入れたか、投票にあたり重視した政策や観点は何か、
などを択一で○印をつけて回答するようになっていた。
重視する項目の選択肢にあったのは「景気・雇用」「福祉」「防災」
「反核・平和」「実績」「支持政党」等々だった。

帰る道すがら、主人と答合わせをしたら、だいたい一致していたようだった(笑)。
我々の考え方が広島市民として多数派に属するものだったかどうかは、
今晩の開票速報で明かになって行くだろう。ある意味、楽しみだ。


オマケ:今朝、ツイッターにアクセスした途端にTLで見つけて噴いたもの。
ケンシロウ「秘孔を突いたが直ちに健康に影響をあたたたたたえるものでは無い

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原発事故に注目するようになって以来、私が最も信頼して読んでいるのが、
東大理学部の早野龍五先生のツイート他の情報で(ryugo hayano @hayano
徹底的な科学者の立場から、データ分析を丁寧にUPして下さることに感謝している。

また、放射線に関して、全国の、当該時刻の空間線量率が素晴らしくよくわかるのが、
放射線可視化サイト(要Flash)だと感じている(Shun Shimizu @donuzium様作成)。
欲を言えば、測定地点が原則的に各県一箇所ずつしかないのが残念だ。
もっと細かいスポット的な情報を知りたいならば、自分で調べる必要がある。

このサイトを見る限り、
「地域差別を避けるため、広島は原爆以来の放射能汚染が残っていることを隠している」
などという都市伝説は一応、否定されたと思っていいだろうか(笑)。
山口県の値がいつも高めで、周囲の地域の線量率が低いこととの対比が不思議だったが、
「関西や中国地方は放射性同位元素を多く含む花崗岩地帯が多いので
大地からのガンマ線の量が多く,関東平野は火山灰地のためガンマ線の量は少ない.」
というのが前出の早野先生のツイートにあったので、これがそのことなのかもしれない。

いずれにせよ、放射線量に関しては最近いろいろと新しい発見が(自分比で)あった(笑)。
きょうもTLを眺めていたら、フォローしている人からのリツイートで、
『自宅に設置しているガイガーカウンターが電子レンジにかなり反応することが判明した』
というのが出てきて、なるほどなあと思ったりした。
今まで無頓着だったことに意識が向くのは、概ね、良いことだと思うが、
放射線量に神経質になるあまり、ガイガーカウンターの指示通りに暮らすような
不自由な人生を送ることになっても困るなあと思ったり(苦笑)。


追記:原爆のように一瞬で致死量かそれに近い放射線を浴びるのとはまた違って、
原発事故の問題点は、低い線量の放射線を一定期間浴び続けることだと思われる。
「どんなに徴量でも人体に有害」「一定線量の放射線は、かえって人体に有益」、
という、相反するふたつの仮説が以前からあるが、
この調査は、そのような問題に関する、科学的なデータの集積として
ひとつの参考になると思う。
低線量放射線の健康影響に関する調査(安全安心科学アカデミー)

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・主人の風邪は峠を越えたようだが、週末だし、まだ休息するように心がけている。
今、彼は自室で宝塚『ジャンプ!オリエント』の録画を鑑賞しているところだ
(94年星組、宝塚大劇場)。
主人は当時から、男役としての紫苑ゆうを大変高く評価しており、
併せてこのショーは、構成が良くできていて、主題歌もとても楽しい。
私の観察では、主人は風邪などひいて滅入ると、よくこの録画を観ている。
心身がダウンして来ると、こういう舞台から元気を貰いたい気分になるらしい(笑)。

・娘は高校部2年となり、特に問題もなく新年度が始まった様子だ。
担任の先生は、娘が「持って貰いたいなぁ」と望んでいた先生に当たったし、
クラスにも以前からの仲良しのお友達が何人もいて、安心できたようだ。
高校部2年と3年は原則として、クラス替えがなく担任の先生も変わらないので、
好きな先生やお友達が一緒だと、やはりスタート時としては嬉しいわけだ。
事前の噂も、一部違っていたものの、大筋では正しかったということだった。
何より娘にとっては、いよいよはっきりと文系進路の授業内容になって、
理数系科目が減ってきて、英語や国語・社会などの授業数が多くなったことが
本当に有り難い、とのことだった(苦笑)。

・私は今週はどうも腸の調子がもうひとつだった。
いつも書いている通り、私の体調不良は鼻炎・扁桃炎・大腸炎のどれか、またはセット、
というのが定番なので、特に想定外ではなかったが、やはり不快には違いなかった。
夜は早いうちから布団に入り、読書しつつモーツァルトのピアノ四重奏のCDを毎晩聴いた
(第1番ト短調、第2番変ホ長調、イエルク・デムス&ウィーン室内合奏団)。
私は心身の調子が落ちてくると、ことのほかモーツァルトと波長が合うと感じる。
元気なときは何よりもベートーヴェンが合うのだが(苦笑)。
読書のほうは、前に読みかけてなんだか中断していた幸田文の随筆など。

・地震以来、私はツイッターで、ルース駐日大使をフォローしているのだが、
本日、大使は『今日スージーと私は、お花見をする時間を取りました
(Susie and I took time to see the cherry blossoms today.)。』
と書かれていた(O-hanami@AmbassadorRoos)。
そして、『8年生のアメリカ人アイダン君が、桜と未来についての俳句を私に詠んでくれました』。
As the petals drift, we do not know the future, but hope is shining.
散る花に 願う希望の 大きさよ - アイダン

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団十郎、海老蔵復帰は「まだ白紙」(日刊スポーツ)
『歌舞伎俳優尾上菊五郎(68)と市川団十郎(64)が7日、都内で行われた「団菊祭5月大歌舞伎」(5月2日~26日、大阪松竹座)発表会見に出席した。』『東京・歌舞伎座の閉場で、昨年に続いての大阪公演。東日本大震災について、菊五郎は「被災地で公演したことを思い出してやり切れない」と気遣い、「阪神・淡路(大震災)を乗り越えた関西パワーをもらって、難局を乗り越えたい」と大阪公演の意義を強調した。』『団十郎は「震災に遭われた方には心からのお悔やみを申し上げたい。これからはそれを乗り越えて、次のステップへ進むことが必要。関西の協力がなければ東日本の復興はない。お力添えをお願いしたい」と力を込めた。また、日本俳優協会としての義援金を、NHKを通じて寄付したことも明かした。』『傷害事件に巻き込まれたた市川海老蔵(33)について、団十郎は「一応の決着を見たので、みなさんと相談しながら(復帰を)模索したい。話し合いはまだです」と明かし、復帰時期についても「白紙です」と語った。』

音羽屋の旦那さんと、なつおちゃん(笑)のツーショットは嬉しいが、
やはり海老蔵の復帰は具体的でないとのことだ。残念だが仕方がない。
チケットぴあのプレリザーブで希望日が取れたので、
今年こそ松竹座の團菊祭に馳せ参じよう、せっかくだから昼夜観よう、
と今から楽しみにしている。
関西の力添えなくしてはと、なつおちゃんも仰っているではないか。
はい、心得ました、微力ながら、できる限りのことは、させて頂きます
(って道楽してるだけ)。


六月博多座大歌舞伎(博多座)
こちらはきょうプレリザーブで申し込みをしたのだが、さてうまく取れるだろうか。
昼の部に『加賀鳶』があって、一瞬、うほ~~♪と舞い上がったが、
ファンとしては残念なことに、竹ヤブ医者(笑)の道玄は音羽屋ではなかった。
高麗屋(幸四郎)だから、これはこれで大層面白いだろうなと想像はつくのだが、
私にとって、一昨年5月の歌舞伎座で見た音羽屋が印象的過ぎて、
自分の中での音羽屋名舞台の、もしかしたらナンバーワンか、
というくらいだったのものだから、楽しみだけれどちょっと複雑だ(苦笑)。
一方、『身替座禅』の奥方・玉の井が左團次というのは、観る前から笑えてしまう。
腹筋震えて窒息しないよう、気合い入れて行こう(笑)。
そして夜の部の音羽屋は『魚屋宗五郎』だ。これが観ずにおらりょうか。
こっちもできたら昼夜通しで制覇したいと思っている。
いくら博多なら近いとはいえ、やはり期間中一度しか行けないだろうから。

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日本人は礼儀正しい・これほどの非常時に暴動ひとつ起こらない、
と震災以来、海外のメディアから賞賛されており、
ある面ではそれは確かに正しく、日本人として誇るべきことだと思う。
衣食足って礼節を知るどころか、
命の瀬戸際でも本能のように秩序を失わない集団など、
日本以外の国でそうそう多く見つかるものではないのだろう。

しかし一方で、特に原発事故を巡っての政府・東電の態度や対処に、
これまでのところ国民が全く満足できているとは言えないのに、
日本の主要都市で、大規模なデモなどがほとんど起こっていないのは何故だ、
ということも、海外では疑問に思われているようだ。
日本人は従順過ぎるのではないか?と。
現に、小規模な活動は企画されているが、民意を反映したと言えるほどの、
国民による大規模な意思表示は、現在までのところ、行われていない。

その理由は、ひとつには、日本人が大人しいという以前に、
デモという形態が、日本人の価値観の中であまり重要な位置を占めていない、
ということが言えるように思う。
デモ行進などは、市民運動の次元で行われるマイナーなものであって、
一般の人が日常するものではない、という感覚が世の中にはあると思う。
だから言いたいことができたとき、さあデモをやって訴えよう、と即座には考えない。
過去、デモによって言い分が通り、幸福になった、という実感を持つ人は少なく、
一般的に、多くの人はそこに自分を賭けるほどの意義を感じていない。

更に、今の状況では、何を求めてデモをやるのか、がそもそも見えにくい。
「原発反対!」「積極的廃止を!」という程度のことは漠然と言えても、
それでどういう将来図が描けるのか、について意見がまとまっているとは到底言えず、
あるのは「とにかく放射能被害のない安全な生活がしたい」というイメージだけだ。
「一刻も早く福島を救え!」ということは皆が思っているが、
政府も東電も思っていないわけはないから(汗)、デモとしては弱いだろう。

また、内閣総辞職や政権交代を求める、と言うにしても、
そのあと、どうなれば良いのかというビジョンは、明確でない。
自民党に政権を戻せ、という意見も一部にはあるが、
メディアで発表される支持率を見る限り、多数意見とまでは言えないし、
さりとて、昨今さかんに言われる「大連立」が良いという同意もない。
革命のための、新たな指導者が出てきたわけでもないし、
そのような人がいても多分、日本ではそういう登場の仕方は警戒されるだけだろう。

そして最も重要な問題は、今、被災地は勿論のこと、非被災地にいてさえも、
国民は身の安全が確保されている気がしていない、ということだ。
規模の大きな余震が続いており、原発事故処理問題も先行きが見えず、
極端に言えば、もう我々は明日をも知れないのではないか、
という気分を、今、被災地を中心に日本中が共有している。
大地震の最中、東電の前で叫びながら死んでもいい、
というほど決意のある人たちならともかく、
大半の人間は、目下、自分の大切な家族や家を守るのに精一杯で、
社会運動など、企画する勢いも参加する余裕もない。
個人の命がつながるかどうかもわからず、将来がないかもしれないときに、
「より良い社会」などを求めて行進している場合ではないだろう。
すべては、この一連の地震・余震と、それに付随する現象が一段落してからだ、
と思っているのに、どれだけ待てば一段落するのかも見えない、この恐怖と言ったら。
これは地面が揺れることなど稀な国の人たちには、わからない感覚かもしれない。

そういう意味で、都知事選挙で現知事が優勢と言われる理由も、
私は想像できるような気がしている。
利権がらみのドス黒い背景があると主張する人もいるが、
そういう話があるかどうか以前に、まず素朴な都民感情として、
甚だ非建設的な考え方だとはわかっていながら、
「もう新しいことなど御免だ。ただただ、今より悪くならないことだけが望み」
という気分があっても、無理もないと思うのだ。
かつて変化を第一に望み政権交代を実現させた結果が、この現状であり、
国民が政権交代によって明らかに幸福になった、と言える部分が
未だにほとんど見出せないところが、本当につらい。
民主党の失態続きに、今回の地震災害が重なり、
様々な意味で日本の有権者は今、自信を失い途方に暮れていると思う。

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・主人が風邪をひいた。
もともと花粉症なので、この季節、鼻炎はあって当たり前だったうえ、
数日前から咳まで出始めたので、「黄砂のせいだ」と主人は言い張っていたが、
昨日から俄に咳き込みがひどくなり、きょうは熱が出た。
それでついに本人も観念し、近くの内科に行って診て貰い、
抗菌剤と咳止め・去痰剤・ステロイド剤など処方して貰って来た。

転妻「やっぱり風邪だったな」
転夫「こりゃもう、あんたにもうつっとるじゃろ」
転妻「ウゲ」
転夫「それでー、このあと発病して選挙に行けなくなる」
転妻「くはー。勘弁してくれよ」
転夫「じゃけ、明日にでも期日前投票、しときんちゃい」

うぅむ。
今回の選挙、誰に入れたものかと私なりにかなり迷っているところはある。
ここで主人みたいな風邪を引き込んだら、思考停止しそうで確かに心配だ。


・娘はきょう、午後から高校部の入学礼拝に行った(午前が中学部)。
在校生として高校部2年生が出席することになっていたからだ。
中学校舎と高校校舎の間の道には、今年も綺麗に桜が咲き揃っていて、
お天気も申し分なく、素晴らしい入学の日となったようだった。
娘たち高2の役目は、校歌や賛美歌を歌い、一緒にお祈りをすることだったが、
娘は、もはや賛美歌なら大抵歌えると自信を見せていた。
賛美歌イントロクイズがあったら、多分大丈夫だ、ということだ。
ミッションスクール生活5年目ともなると、安芸門徒の娘でもさすがの順応ぶりだった。
ときに、2年生たちにとっては、きょうは久しぶりに皆の揃った出校日だったわけだが、
集まると、新2年の担任の先生の顔ぶれはどうだとか、副担は○○先生と○○先生らしいとか、
生徒部(生徒指導)は○○先生がなさるらしい、等々と、情報が飛び交っていたそうだ。
複数聞いた話がどれも、「大抵、内容が一致しとったけ、多分正しいんじゃろ」
と娘は信用している様子だったが、話の出どころは全部同じだった可能性もあるんでないか?
いずれにせよ、明日の始業礼拝ですべては明らかになる(笑)。


・明日で震災から四週間になる。ツイッターに、『「がんばろう日本」というコピーより、
「がんばれ西日本、休め東日本、落ち着け首都圏」くらいがいい』という呟きがあった。
確かに、今頑張るのは被災地でないところ、特に距離のある西日本がやればいいことだ。
震災直後から橋下府知事が提案されていたように、非・被災地への集団疎開や避難を、
もっと政府の指導も加えて、強力に援助できれば良いのではないかと私はずっと思っている
(「着の身着のままでおいで下さい」と橋下知事も書かれていたが、その通りだ)。
関東以西ならば、ボランティア希望者も多いし、物資輸送も遙かに能率的になる。
非被災地の公営住宅等で一旦、心身を休めたり、必要な治療を受けられたりするほうが、
今の避難所生活よりは、今後のためにも良いのではないかと思うし、
その間に、行政の主導で、防災という観点からの都市計画の練り直しなども踏まえて
被災地の復興や整備を進めれば良いのではないかと、私などは考えるのだが、
もとの家のあった場所に目が届かないほど遠くまで避難や疎開をされることは、
やはり、地元の方々には抵抗が強いだろうか。
地元の避難所や、できれば仮設住宅に入って、もとの居住区に日々通いながら、
自分たちの手で復興して行く、というのが最も理想的だろうということは想像できるが、
今回は被災の規模がかなり大きいので、それがどこまで可能だろうかと不安に思う。
それ以外には、被災地の方々のお気持ちに添う方法は、ないのだろうか。
それとも、疎開の希望はあるが、行政単位での指示がないから実行しにくい、という問題なのか。

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娘の通う学校が、震災被災者および原発事故避難者の受け入れを表明している。

中学部2年から高校部2年への受け入れが原則で、
随時、転入試験実施、
受験料・入学金は免除、授業料(含施設費)も原則1年間免除、
制服その他の用品についても極力対応いたします、
とのことだ。

http://www.hjs.ed.jp/documents/higashinihondaisinsai.pdf

市街地にある学校なので、被災者受け入れを公表している市内公営住宅等に
入居される方々なら、選択肢のひとつに入れて頂けるのではと思う。

単に、被災者の方々というだけでなく『原子力事故避難者』、
という部分にも触れているところに、私はとても共感を覚えた。
最近あちこちで耳にする、『被曝者ではない証明書がないと受け入れられない』、
などとタワケたことを言うヤツらを、広島の皆で蹴飛ばしてやれっ


ところで、明記されてないようだが、受け入れはさすがに、女子のみ、ですよね(汗)?

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大谷晋二郎 原発なんの 救援物資運び込んだ(日刊スポーツ)
『プロレスラー大谷晋二郎(38)が20日、トラックで4トン分の救援物資を、福島県郡山市内の避難所「ビッグパレットふくしま」へ運んだ。』『いてもたってもいられなかった。救援物資運搬車の4トントラックに乗り、原発の放射線被害による被災者が集まる郡山に入った。』『大谷「本当はプロレスで励ましたいけど、今はまだそんなことも言ってられない。まずは必要な物資を運ばせていただきました。」』『17日に社長を務めるプロレス団体ゼロワンの都内道場で、所属選手やファンらと物資を集めていた。760キロの米、2000リットルの水、生理用品などを次々と運び出した。』『「原発?皆さんが戦う恐怖を、少しでも無くしたかった」と、迷いはなかった。避難所で放射線量の検査も受け、自ら安全性を証明した。』

さすがファイヤーソード大谷じゃ!
オレがやる!となったら一直線に実行してしまうパワーが彼ならでは。
民間だから可能だった力技、という面も否定はしないが、
政府主導の救済策が未だに見通しが立たず、義援金配分作業も滞っている現在、
こういうことを私的な努力で実現させる、発想と行動力が凄いと思う。


長州力が郡山高校で「恩返し」の炊き出し(日刊スポーツ)
『プロレスラー長州力(59)が2日、福島・大熊町からの避難者約300人が生活する県立郡山高校で炊き出しを行った。地震、津波、原発事故で傷を負った町民へカレー、豚汁を振る舞った。新日本プロレスの三上恭佑(27)も同行し、団体を超えて尽力した。長州は「力を貸してくれてありがたい。原発の影響? 全然気にしてない」。水道水で溶いた青汁も飲んでいる。』『歴史の壁も越えた。長州の出身地・山口(長州)と福島(会津)は、1868年の会津戦争で争った。今でもわだかまりをもつ人もいるという。長州は「郡山は東北シリーズでよく来た。その時に温かい声援をもらった。『長州』の名を育ててくれた場所。感謝している」。歴史は関係なく、恩返しのために郡山に戻ってきた。』

前述の大谷が山口出身であるのと同様に、長州力もまた山口育ちだ。
福島のために尽くすとは、二人ともかつての敵のために頑張っているわけだ。
ツイッターで見た目撃情報によると、長州は最初、声をかけられても、
『名乗るほどのものではございません』
と言いながら炊き出し作業をしていたということだ。
誰がどう見ても長州力以外のものには見えんやろ。


猪木が避難所で復興ビンタだ~!(日刊スポーツ)
『プロレス団体IGFの会長アントニオ猪木(68)が被災地に気合と勇気を届けた。5日、猪木は同エグゼクティブプロデューサーの蝶野正洋(47)と福島・いわき市、宮城・東松島市の避難所3カ所を激励に訪れた。被災地に「元気ですか!」の高らかな声が響き渡った。飲料水3万リットルや特製タオル5000枚などを届けた。』『最初に訪れたいわき市の江名中学校では、到着直後から「元気ですか!」と絶叫。「本当は言おうか迷った。でも皆さんが思った以上に元気だったから」と盛り上げた。』『「日本中が自粛、自粛じゃあ何もできない。元気のあるやつが立ち上がれ!」。有言実行の猪木に被災地は勇気づけられた。ある若者は「闘魂注入」のビンタをねだった。強烈な平手打ちをくらった遠藤昇太さん(29)は「暗い気持ちと一緒に、意識が飛びました」。ほおをさすりながら感激した。最後は全員で「1、2、3、ダ~!」と絶叫。避難所に笑顔があふれた。』

ワタクシ、このかたは必ずどこかで登場なさると思っていました。
いつ・どこに・どのようにお出ましになるか、に興味があっただけです(逃)。
しかし、猪木は、やはり天才なのだ。
この状況で、全員にダ~!を言わせ、皆を笑顔にさせる。
芸人にもエンターテイナーにもできないことが、猪木だからこそできるのだ。
人の心を掴み、エネルギーでいっぱいにする、猪木の面目躍如だ。
そして黒のカリスマ蝶野もご一緒に。もちろん黒ジャージなんスね。
「黒のカリスマ」蝶野も被災者の味方(日刊スポーツ)


ちなみに、私は地震以来、みちのくプロレスは大丈夫だろうかと
心の片隅で(片隅で、だよ・殴)心配をしていた。
『がんばろう東北!!』の合い言葉とともに、ザ・グレート・サスケの顔を見たときには、
やっぱり嬉しかったねぇ。

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・シャア再び
昨夜、唐突に『赤い水洗のシャア』攻撃を受けてしまい、
通常より十倍速くトイレ往復するハメになり、悶絶した。
発作は台風一過のように終わったが、そのあと自律神経が変になった感じで
寒いのか暑いのかわからなくなり、深夜まで寝付きが悪く、困った。
仕方ないから、布団の中で、有吉佐和子『一の糸』を読み終えた。
少女の頃から熱く思い焦がれた、文楽の神懸かり的な三味線弾きの男性と、
中年になってから不思議な縁で結ばれる女性の話で、
道楽の数多い私としては、空想の面では、なかなか感情移入できる物語だった。
ゲージツ家の男と一緒になるなんて、わたしゃ現実には絶対に御免だと思っているけど。

・選挙
もうじき統一地方選挙なので、毎日、近所を選挙カーがまわっているし、
電話やビラ、ポスティングなどの選挙活動も積極的になってきたのを感じる。
きょうの午後も、インターフォンが鳴って、宅急便かなんか?と思い、
応答しつつモニター画面を見たら、選挙活動のヒトだった。
「日本共産党です。市長は○○、県議は○○、市議は○○、をよろしくお願い致します」
私はもともと共産党が嫌いでないうえ、昨今の原発事故のことを思うにつけ、
一貫して反原発で、福島のことも以前からずっと指摘していたのは共産党だったよな、
と思い至り、ついつい、「頑張って下さいね」と言った。
調査用紙に『反応◎』と記入されているのではなかろうか(汗)。
しかし真面目な話、野党としての共産党には、
一定の議席数を確保して粘っていて貰いたいと、私はいつも思っている。

・原発の今後など
私自身は現状を全く楽観しているわけではない。しかし悲観もしていない。
何より私が思うのは、父たち被爆者が戦後、将来に絶望して後ろ向きになっていたら、
こんにちの広島はなかったし、私自身も恐らく存在していないということだ。
75年は草木も生えぬと言われた当時、もし、病んだ被爆者たち自身までもがそう思い、
「放射能を受けた以上、広島の将来はもうないし、子供を持つわけにも行かない」
などと考えていたなら、広島はそこで終わっていたのだ。きっと長崎も同様だ。
今の頭デッカチの我々だったら、逆に広島は復興できなかったかもしれないと思うくらいだ。
各自が生きて力を尽くしてみないことには、将来のことなど誰にもわからないではないか。
考えることをやめてはいけない、というのは私の座右の銘だが、
考えた結果、解決方法を模索する以前に、絶望感が深まり生きる力がなくなるだけなら、
考え無しでも元気よく暮らすほうが、まだマシかもしれない、と思う昨今だ。
それにしても、原発事故現場から遠いほど精神面でのパニックが深刻、
という英語記事を読んだが、案外当たっている面もあるようだ。
仙台より首都圏のほうが悲壮感があり、更に大陸に『被曝者』が多いという記事だった。

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昼に投稿した本日分の文章を、少々思うところがあって編集していたら、
なんとパソ太が気絶してしまった。
今パソ太本体はなんとか復旧できたが、
もとあった文章の後半がキレイに消えてしまった。
うぅむ。

最初に書いていたのは、福島県産のものを買おうという話の続きで、
各自の考えによって、農作物でなくても民芸品等を注文するのでもいいし、
また、今、支援が意味を持つのは、もちろん福島県だけではないから、
今後は、何か買うときには積極的に被災地から取り寄せるようにしたいと思う、
というような内容だった。

消えてしまって、自分なりには残念だが、仕方がない。

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