転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘は高3なので、そろそろ卒業アルバムのための
個人写真・クラス写真などを撮影する時期がやって来た。
衣替え以降も、まだあまり寒くなっていないせいもあって、
日頃、娘はブラウスの上にカーディガンというスタイルなのだが、
撮影のある日は、制服を一番正式なかたちで着用して行かねばならず、
きょうは5月以来、久々にジャケットを出し、校章をつけて行った。
ブラウスの胸元にも校章の刺繍が入っているので、
校則では、上にカーディガンやベストだけを着るときは、
一種の略式として、校章のバッジはつけなくて良いことになっているのだが、
ジャケット着用時は、必ず胸元にも校章をつけなくてはならない決まりなのだ。

今年に限らず、娘はこれまでも、冬服になっても
なかなかジャケットを着なかったのだが、それは、
「上着が固いからシンドい。ニットのほうが伸びるからラク」
という主婦の普段着選びみたいな理由による。
元来が娘は、スカート丈を自分で詰めたりするタイプではなく、
なんでも買ったときのまま、ずっと着ているのだが、
一方で彼女には、冬制服に関していくつかコダワリがあり、
「絶対にストッキングなんか、はかない」
「真冬になっても、コートは着ない」
などという、私には理解不能なポイントもあったりする。
ラクなら何でも良い、というわけでもなさそうである。

それはともかくとして、そういうわけで今朝、娘は、
半年ぶりに制服のジャケットをクローゼットから取り出し、
クリーニングの袋から出して、タグ類を取り除き、
さて校章を左襟につけなくては、と思い出したまでは良かったが、
校章が中学部と高校部では若干の色違いで二種類あり、
どちらがどちらだったか、自分ではわからなくなった。
「どっちだっけ……?」
と娘がふたつの校章を持って来て私に訊くので、
「こっちだがね」
と私が高校部の校章を教えてやった。
ったく誰の母校なんだよ(--#)。

しかし、こうして使っていないときでも校章をちゃんと管理していた、
という点だけは、娘はまだ偉かった。
「友達なんか、もう校章なくしたって言いよったよ(^_^;」
と娘は言った。
まあ、個人写真はひとりずつの撮影なのだから、
校章くらいなら、先に撮り終わった友人に借りて、
自分の撮影のときだけ間に合わせれば、なんとかなるだろう。
ジャケットみたいに、サイズの問題もないしね(^_^;。

かつて私達が高校生のときやったように、娘達も、
ひとの撮影順になると、物陰から変顔をして笑わせるのだろうか。
当時、自然な笑顔が撮れるということで、写真屋さんは、
私達のそういうオフザケも、かえって歓迎して下さった記憶があるが、
しかし意地を張って笑いを堪えて、噴出寸前の半泣き顔になったり
並の笑顔を超えて、文字通り「破顔」になり果てたりと、
いろいろと弊害もあったものだった。
そうやって大騒ぎして撮った写真たちは、確かに、
『悲しいことがあると開く』のには、最適な出来映えだったけどねぇ…。

【合唱版】卒業写真(YouTube)

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