転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



KISSのヴォーカリストであるポール・スタンレーの
御母上エヴァ・アイゼンさんが先月29日、亡くなった。88歳だった。
OUR DEEPEST SYMPATHIES TO PAUL(KISSOnline.Sept30, 2012)

「ポールは書いている。『母は、どんな種類の音楽を聴いても喜び、満足できるというくらい、音楽を愛していた。私もまた同じ情熱を見出すことが出来たのは、母の御蔭だった。母はとても長生きできたから、我が子や孫・曾孫に及ぶまで、家族に恵まれ、皆を愛した。母はまた、自分の住む地域社会に様々な貢献をし、母を知る人達から愛され慕われていた。うちのママは我が家の女家長、というくらいの存在だったので、今の喪失感は、とても言葉では表せない』。KISSの最初期の時代から最近までずっと、ニューヨーク界隈のライブではいつも、客席にエヴァさんの姿があった。我々の、心からの哀悼の意を、ポールとそのご家族におくる。我々の気持ちも祈りも、あなたとともにあるように。 ――エリック、ジーン、トミーより」

ポールの父上は、ロシア・ハンガリー・ポーランドの入った家系で、
母上のエヴァさんはドイツ人であり、
ニューヨーク生まれのポールは、だから典型的なアメリカ人として育った。
荒っぽいマンハッタンの住環境の中、エヴァさんは息子を、
喧嘩に巻き込まれても決して負けないように、と教育したそうだ。
(『KISS Behind The Mask』2005年)

フレディ・マーキュリーの母上も、ファンの間では大変有名で、
フレディもまた、ママを心から敬愛していることを、
いろいろな場所で発言していたものだったが、
どれほど立派になった息子にとっても、母はいつまでも母なのであり、
やはり、『母は強し』ということなのかなと、思わずにいられない。
フレディのママも言っていた。He is still my baby、と。
母こそは、永遠に息子の最大の理解者であり、最愛の支援者なのだ。

今日のポール・スタンレーを生み、育てて下さったエヴァ・アイゼンさんに、
私もKISSアーミーの端くれとして、心からの感謝を捧げたいと思う。
ユダヤ教の葬儀では、なんと言ってお祈りすれば良いのかわからないが、
でもきっと、世界中のファンは、それぞれの、自分の宗教に従って、
自分の神様にお祈りすれば良いのだと、私は思う。
お祈りの言葉は違っても、それはきっと天に届くとき、ひとつになるだろうから。
日本式に言うなら、エヴァさんのご冥福を、お祈りします。

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一方には、前に進むニュースもある。
KISSのニュー・アルバム『MONSTER』が、ついに発売になるのだ。
PRE-ORDER KISS MONSTER NOW!(KISSOnline.Oct1, 2012)

10月9日発売予定で、iTunesとAmazonでは既に予約が開始されている。
……とは言え、日本盤は出るのか(^_^;。
前作の『Sonic Boom』(2009年)も結局、日本では発売されていないままだ。
来日公演の話もどっか行ったし(爆)、当分この状態なのだろうか。

KISS MONSTER track listing:

1.Hell or Hallelujah
2.Wall of Sound
3.Freak
4.Back to the Stone Age
5.Shout Mercy
6.Long Way Down
7.Eat Your Heart Out
8.The Devil Is Me
9.Outta this World
10.All for the Love of Rock & Roll
11.Take Me Down Below
12.Last Chance


追記(10月5日):悪かった。日本盤はちゃんとあった。
日本では10月10日発売予定となっている。すみませんでした。
ユニバーサルミュージックからで、邦題は『地獄の獣神』。
しかも日本盤のみ、以下のボーナストラックが13曲目についているそうだ。

13. 暗黒の帝王 (ライヴ-ロック・ザ・ネイション・ロスト・トラックス)
  (日本盤ボーナス・トラック)

モンスター~地獄の獣神(amazon)

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