転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昼前に長崎を出て、娘と二人で西小倉まで行った。遠かった(笑)。
T.M.R. LIVE REVOLUTION'11 -CLOUD NINE- @北九州芸術劇場。

(以下、微妙にネタばれあり)

今の西川氏だからこそできたライブだったと思い、いろいろと感慨深いものがあった。
聴けて本当に良かった。
途中で長いMCがあったが、それも、西川氏とじっくり話し合えたみたいで
(こちらはそんなに意思表示はしないわけだが)、納得感があった。
もともと西川氏は、「喋り」だけでお金が取れるヒトだ(笑)。
普段のライブではその面が封印されていることを思えば、今回は異色だが贅沢な構成だった。
全体として、東日本大震災があったことを踏まえて、華やかな道具立ては一切排除し、
最もシンプルに、音だけで届けられるものを追求したいという姿勢の現れたライブだった。
西川氏の声の強さと魅力を、そのぶん隅々まで堪能できた。

しかし何よりウケたのは、西川氏が「北九州公演は今回が初めて」だと
完全に勘違いなさっていたことだった。
実は以前、九州厚生年金でやったことがあったのだ。
名前から誤解なさったようだったが、あれは福岡市じゃないのよ~(笑)。

西川氏は手元のiPadで過去の公演記録を検索して自らそのことに気づき、
ライブ冒頭から幾度も「初めての北九州」と言ってしまったことを悔い、
瞬時には立ち直れず、舞台でorz的な土下座をした。
更に、お詫びということで、ひとり『消臭力』を歌った(笑)。
完全な余興だったのだが、正直これには度肝を抜かれた。
普段の西川氏の歌い方とは全く別の、ビブラートの効いた絶品『消臭力』だった。
こんなところで鳥肌モノの歌唱を披露してしまう西川氏(笑)!!
わき起こる万雷の拍手(!)と「アンコール!」「もう一回!」の声に、西川氏は
「まだまだ曲がいっぱいあるのに、『消臭力』でアンコールって何それ!?」
「駄目!『消臭力』は、一日一個!!」

(参考:消臭力 CM(YouTube)) 

なお、本物のアンコールは、曲目の決め方からして、一工夫あり、これまた面白かった。
これから行かれる方は是非、お楽しみに。
そして私はまたしても、ドラムの長谷川さんにシビれた。
西川氏でないときでも、長谷川さんの追っかけをしたいと思ったくらいだ。
彼は私がこれまで知っていたドラマーのうちでも、最強のヒトだと確信した。
現存するドラマーの中では最高峰のひとりだろう。
私はそう思うくらい、はせがー氏のドラムの格好良さに圧倒された。
アンコールを決めるときの、はせがー氏のさりげない演出の冴えも素晴らしかった。

北九州アンコール一曲目はOut of Orbit、二曲目はWeb of Night。
普通だと出ないようなマニアックなものが来て意外だった。
二曲目をファンがコールしたとき、Web of Nightが西川氏には聞き取れず、
なんべん聴いても『弁当ないよ!』にしか聞こえない、と言われた(笑)。
このツアーではアンコールの「おかわり」、つまり二曲とも同じナンバー、
というのも可能性としてはアリだったのだが、北九州は、そうはならなかった。

それと今回驚いたのは、建物としてのホールが揺れまくったことだった。
客席はものすごい熱気と盛り上がりで、皆がノリノリになっている間じゅう、
会場全体が震度3以上の振動をしていたと思う。
立ってササゲていてさえ、足の下の床が揺れ続けているのを感じた。
私は過去、松山や広島で幾度かT.M.Rを聴いて来たが、
あんなに会場の揺れを体感したのは初めてだった。
この建物が壊れるのではないかと途中で不安になったくらいだった。
ほかのフロアから苦情が出なかっただろうか(汗)。

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昨夜は人気の某居酒屋で夕食を楽しみ、また大浴場にも行って、
早くから家族三人、爆睡した。
主人は仕事から、娘は課題から、私は翻訳コンニャクから解放され、
旅というのは良いものだな、としみじみ思った。

さて今朝は、小雨が降って、止んで、また降って、という天気だ。
近所なので眼鏡橋まで歩いて行き、写真を撮った。
昭和57年の豪雨で眼鏡橋が壊れたことを
主人と私は記憶していたが、娘は勿論、知らなかった。
17年前の長崎旅行でも私たちは大雨を経験したわけだが、
だいたいがこのあたりは、台風の影響も大きいし、
集中豪雨の被害を受けやすい場所なのだ。

ということで、そろそろ長崎とお別れ。

さて移動して今夜は博多泊。
主人は博多の夜を楽しむ予定だ。
娘と私はこのままT.M.R.北九州公演、行くぞっ!

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