転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



三日ほど雨が続いていたが、きょうは晴れて気持ちの良い天気になった。
ほんやくコンニャクの論文もようやく終わって明日納品の目処が立ち、
きょうは掃除して洗濯して、英語やって仏語やって、
買い物して銀行と郵便局に行って、帰ってきてモーツァルトを練習した。
ああ。なんて良い日なんだ。
私はこういう、変わったことの無い日が一番好きなんだ(*^_^*)。

先月、母の日のカーネーションを、実家の母宛てと自宅宛てと二組、
生協に注文して、連休明けに届いたのだが、
一週間経ってもまだ綺麗で、目を楽しませてくれている。
最初はもっと分量があったので、我が家のぶんは姑の写真の前に飾っていたのだが、
赤いカーネーションが先に終わってしまって、今は残りを出窓に置いている。
まだ、いくつかつぼみもあることだし、もうしばらく眺めていられそうだ。

こういう何気ない日が、不意に、地震や津波で消えてしまうものなのだ、
ということが、今は本当によくわかった。
以前から私は漠然と、「来年もこんな日が同じように来るものなのかなあ」と、
特に根拠もなく、なんとなく心許なく思うことがときどきあったのだが、
「やっぱり来年が来ないことって、誰にでも本当に起こることなのだ」
と、今年はとりわけ実感できた。

以前の私が抱いていた不安感は、主として私的な次元のもので、
自分も家族も周囲の皆も、変わりなく平穏無事でいられるように、
ということだけを願っていたのだが、
今はもっと社会的な単位の話で、日常生活が明日も維持されるというのは
実は、それだけで随分と希有なことなのだと、しみじみ思うようになった。
だから尚更、こういう何もない日には、感謝したいと思っている。

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