転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



プロ野球交流戦、本日デーゲーム、広島カープは対オリックス@京セラドーム。
なんと主人は、もともと、これを大阪まで見に行くつもりだったのだそうだ。
なぜかというと、大竹が投げる試合だとわかっていたから。

主人は、特定の選手個人だけに熱中するタイプのファンではないが、
やはり大竹のことは心にかかっており、応援したい気持ちが強かったようだ。
その遠征を実行に移さなかったのは、昨日カープがしょーもない負け方をし、
打率の良い広瀬が怪我までしたので、大いに気分が削がれたからだ、と言っていた。
しかし結果として、きょうの中継を見る限り、画面に映る観客席は、
アウェイだというのに真っ赤なカープファンで埋め尽くされており、
当日券で入ろうと考えていた主人は恐らく甘かっただろう、ということも判明した。
関西在住のカープファンたちが集結していたのだ。大竹のために。

大竹寛選手は優れた投手だ。
かつて、初期の頃はコケて「大ケケ」になることもあったが、
2009年にチェンジアップを身につけ急激に頭角を現し、一躍「神竹」になった。
150km/hを超える速球を投げられる、カープでは希有なピッチャーだし、
切れ味の良いスライダーもこの人の武器だ。
2010年春のキャンプ中の怪我さえなければ、去年だってエースだったに違いないし、
彼とマエケンとが揃っていれば、昨シーズンの結果ももっと期待できたはずなのだ。
だからカープファンなら皆、彼の負傷には心を痛め、その回復と復活を願っていた。

ファンが心配しつつも歓迎ムード全開で見守る中、
きょうの大竹の出来映えは、皆の期待にきちんと応えるものだった。
5回1失点、カーブも冴えていて、ランナーを出しても崩れることがなかった。
長いイニングを投げきることは、まだ体調面から難しそうだったが、
さすがは大竹と、ファンは満足しただろうと思われた。
大竹が今も立派であるだけに、怪我さえなければと残念に思う気持ちはひとしおだったが、
まだこの時期だし、またよく休んで、次回登板につなげて欲しいものだ。

そしてきょうは、「ながかー劇場」の永川投手も中継ぎに登場した。
私はろくに情報もないから、永川が居るとは知らず、
携帯の速報にアクセスしたとき永川からサファテに交代、とありびっくりした。
大竹とともに、この人も体調不良が続き、二軍でしばらくやっていたのだ。
主人によれば、ながかー投手もまた、きょうは言うことがなかったそうだ。
更に、選手会長・石原が、いつぞやみたいなデッドボールでの出塁でなく、
きょうこそ、カウント2-2からレフトスタンドへ勝ち越しホームランを放った。

9回表のこの1点のお陰で、きょうのカープの試合は得点は競ったが終わりヨシだった。
主人は大いに気をよくし、デーゲーム中継を見終わってから、
「買い物に行こうか!」
と言った。
もう十分、日も長いので、私も同意して、ふたりで隣の区のスーパーまで歩いた。
途中で、どこかのおじさんが自転車のタイヤに空気を入れる作業をしていて、
その無防備にかがみ込んだ後ろ姿を見ながら、主人が、
「かんちょー!、ってやりたくなるね(^^)v」
と私に同意を求めてきた。
いや、いくら上機嫌でも、私は、それは特にやりたいとは、思わないが(^_^;。

Trackback ( 0 )