転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



姑の主治医から先日のCT検査の結果について説明があった。
案じたような悪性疾患は発見されなかったようで、
私はそのことにひたすら安堵していたのだが、先生は、
「はっきり言って状態は悪いね」
と仰った。
肺炎・気管支炎が常時あって、完治が望めない状態であり、
いつ何が起こるかわからないという覚悟はしておいて貰いたい、
とのことだった。

このようなことは11月に退院したときにも言われた記憶があるので、
あのときと比べて、今の状態は更に悪いということなのか
変わっていないという意味で、同じように危険だということなのか、
本当は、もっと詳しく訊きたかったのだが、
先生が、お疲れなのか御機嫌が悪そうな感じだったのと、
ほかにもたくさんの患者さんが外で待たれていたのとで、
私だけが時間を取ってはいけないと思い、それ以上尋ねられなかった。
ともあれ私としては、これまでして下さった治療に何の不満もないので、
きょうのところは、礼を述べて、今後のことを頼んで、終わった。

部屋に行ってみると、姑はうまい具合に目覚めていて、
きょうは爽やかな感じで、笑顔もあり、割とラクそうだった。
何か話しかけてくれているようにも思われるのだが、
私には言葉は全く聞き取れなかった。
多分、私が誰であるかも、わかっていないと思うのだが、
主人なら何か通じるものがあるかもしれないので、
明日でも一緒に来てみよう、と思った。
(というか本当は主人だけが来ればいいのではないか。
親子、水入らずのほうが、ヨメが同席するより良かろう)

帰りに、特養の職員さんに、
『先生のお話を伺い、改善が望めない、危険な状態だということなら、
思い切って家に帰ってみようかとも思った。
しかし帰ったことが元で一気に体調が悪くなったりしたら、
やはり無理して外泊したせいだ、と後悔するかもしれないが・・・』
という内容の、正直なところを話してみた。
職員さんは、入所以来、ずっと姑に良くして下さっている方なので、
私たちの気持ちには大変に温かく理解を示して下さったのだが、
「痰の吸引が30分ごとなので、夜間がご家族だけでは・・・」
と、ケアの点で言葉を濁された。

姑本人の意向が全く聞けないというか、
恐らく、「意向」なるものも無さそうな(爆)感じなので、
帰る帰ると言うこと自体が私の自己満足かもしれない、
という葛藤が、今、非常に強い。
姑がこのまま施設で衰弱して行くのを見るより、少しでも自宅で、
家族と一緒に過ごす姿を見られたほうが、この私が満足である、
というような気分が、一方的に私の側にあると思うのだ。
挙げ句に姑の容態が悪くなったり、私が疲労で寝込んだりしたら、
事態は悪化しただけ、という結果にもなりかねないのに。

ともあれ、職員さんも外泊の件は考えてみますと仰って下さった。
何が良いことか、考えても先のことなどわからないが、
なるようになる部分もあるだろうから、ある程度は流れに任せて
可能なら春休み後半の温かい日にでも、
外出か外泊が出来たらいいなと今は思っている。

じーちゃん、なんぞ良い思案は、ありませんかね?

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