転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



朝から主人と一緒に姑のところに行った。
きょうは打って変わって、しんどそうになっていて、
熱もあるし、呼吸も苦しそうだった。
主人が顔を拭いたり背中をさすったりしたが、
姑はあまりはっきり目覚めている様子はなかった。
主人は、この状態では外泊は無理だろう、という考えだった。

昼に舅宅に行って二人で少し片付けて、
それから中区に戻ってきて、娘(寝坊していた)も合流し、
三人で、広島駅前でお好み焼きを食べた。
駅ビルの地下街が、先日リニューアルしたばかりだったので、
ついでに買い物もして、マンションに戻った。

帰宅してから洗濯と掃除をし、
私は朝からこれだけ動いたのであとは休息、という気分だったが、
昼寝した主人は夕方起きだし、
「映画を観よう。あんたも行かん?」
と言い出した。
何を観るかというと、『ジェネラル・ルージュの凱旋』。

私はこれの原作本を、以前、主人に貸して貰って読んだので、
映画を観ようという話は先月からしていたのだが、
如何せん、きょうは、もういい加減疲れて、眠かった。
が、ここで観なかったらまた見逃すだろうと考え、
結局、出かけることにした。
余談だが私はどうしてもこの題名を、
『ジェネラル・ルージュの伝言』と言ってしまう(汗)。
それではまるでユーミンの宅急便状態だって。

映画館は暗いし、良い具合に空いていて(爆)快適で
あやうく、予告編のときに眠りにつきそうになったが、
本編が始まったら、実に面白かったので疲労感も眠気も吹っ飛んだ。
原作とは違う展開がいろいろとあったが、
映画は映画で娯楽作品としてとてもテンポ良く構成されていて、
集中力が途切れることなく、最後まで一気に楽しませて貰った。

堺雅人氏の声が意外に高くて、速水医師のイメージが違ったが、
観ていたらとてもハマり役で、最後には完全に説得された。
いかにもジェネラル(将軍)だった。
ジェネラル・ルージュは勿論伝言などせず、
言いたいことは全部自分で言って去っていった。痛快だった。

今回は救急医療の現場に焦点が絞られ、見どころが多く、
ドクター・ヘリの必要性についても貴重な提言となっていたと思ったが、
原作のオートプシー・イメージング(死亡時画像病理診断)に関して
あまり映画の中では触れられていなかったことに、やや拍子抜けした。
その件は前作の『チーム・バチスタの栄光』で済んだということか。

ともあれ、出ずっぱりの一日だった。

Trackback ( 0 )