昨日、反省した通り、きょうはちゃんとピアノのフタを開けた。
開けて、・・・おもむろに閉めた、・・・わけではない(爆)。
ちゃんと、弾いたとも。ツェルニー30番の第1番を(爆)。
私の貧弱極まるピアノ学習歴において、この曲はとても大切だ。
ハ長調で、音が飛んでいなくて、オクターブもないし、
手をずっと閉じた状態でも弾けるから、どこの関節も痛くないし、
左手はパターンだけだし、こんなに気分良く弾ける練習曲は珍しい。
つまり、技術的に大変平易な曲だ、というわけだ。
だが、残念ながら、こんな曲でも、指定速度の通りに
アレグロ(二分音符=100の速さ)で弾こうとすると、
弾きにくい箇所があちこちにあるのだ。
一応音楽として止まらない程度に弾いてはいても、
よけいな力が入ってジタバタしているのが自分でわかる。
そういう箇所は、いい加減な打鍵だから、音も揃っていない。
表現以前の問題だ。どーゆーナサケない腕前だろう。
こんな、小学生程度のエチュードで難渋するワタシから見ると、
ツェルニー40番の第1番が、
いくら単純なハ長調スケールの連続だからとは言え、
速度指定プレスト(二分音符=108)というのは人間ワザとは思えない。
雪崩か火砕流かという、非人道的速度に思えるぞ。
ハノンの24調の音階だって、最高で四分音符=120になっているのに。
異常にレベルの低い話で、すみません(逃)。
追記:ピアノの練習法について、ちょっと検索してみたら、
ツェルニーは必ずしも指定速度で弾けなくても良い、
ということが、あちこちに書いてあった。
そうなのか。私がかつて習った先生はメトロノームで計って
指定速度に限りなく近づくことを要求なさったので、
それが出来ないと駄目なのかと思っていたが、その限りではないようだ。
特に、30番練習曲は、速度をあげて乱れるくらいなら、
ゆっくりでも正確に弾くことが大事であるようだ。
現実に30番は、幼児から習い始めれば小学生で到達する練習曲だから、
指が成長途中で柔らかいことを前提にすると、それも道理だと思う。
が、40番は、『Schule der Geläufigkeit』というタイトルの通り
本来的に「速さを習得するためのエチュード」なので、
指定の速度厳守とは言わないまでも、
やはりその7~8割程度の速さまでは
到達することを目標にせねばならない、とのことだ。
http://piano1001.com/lesson/advice/czerny40/czerny40.htm
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