6月2日
前夜、激しい雷雨が降った八幡平。山は一気に融雪が進みました。
黒谷地口から黒谷地湿原までは、積雪下に沢筋が幾重にも分かれて流れており、ひじょうに危険です。危険箇所は前もって掘り出しておりますが、竹竿通りに歩いていただけると、比較的踏み抜きの危険が少なく大事に至らないと思います。
融雪期は沢の水量も増えます。木道が水没しているところもありますので、長靴がベストですが、少なくともトレッキングシューズ以上のもので。スニーカーは完全NGです。
黒谷地湿原までの間にある熊の泉は掘り出しましたが、吐水口はまだ沢に水没しておりますので、水は汲めません(6/3現在)。
黒谷地湿原展望デッキ手前の木道も一部冠水。融雪が落ち着いてくれば、水没しなくなるのですが。。。
黒谷地から茶臼山荘の間の露出もいよいよ始まりました。場所により、トレッキングシューズでも足元ビチョビチョになる可能性があります。長靴かトレッキングシューズか選択を悩むなら、長靴を勧めますね。
茶臼山荘付近の融雪もじわじわ進行。
茶臼岳山頂から前山方面を俯瞰しても、明らかに融雪が進んでいるのがわかります。
茶臼山荘から茶臼口の最大の難所は山頂直下の雪渓ですが、相当な怖がりの方、心配性の方でなければ、問題なく通過できるだけのステップは掘ってあります。
6月3日
平日とは言え、ドラゴンアイ人気衰えず。今日も大勢の行楽客、ハイカーで賑わいました。
スニーカーの方も多く、ドラゴンアイ人気の高まりとともに、近年ステップ掘りが欠かせなくなりました。この時期のやる仕事量が激増。。。鏡沼分岐〜鏡沼〜山頂〜ガマ沼展望台は雪道ですからね!
本日6/3の鏡沼のドラゴンアイ。ピークは週明けぐらいと思いますが、責任は持てませんので悪しからず。
しかし昨年にも増してドローン撮影の方が多く、許可証を取得していれば法律上問題ないとは言え、とにかくうるさい。お越しになっている方々からも、若干クレーム的なお言葉をいただきます。
必ずしも登山道上に歩きやすいところがあるとは限りません。融雪が進むこの時期、日々の竹竿差し等のマーキング作業が欠かせません。なるべくピンクテープや竹竿に沿って歩いてもらうと、道迷いや踏み抜きの危険が少ないと思います。
山頂展望デッキからガマ沼展望デッキ手前までは雪上歩き。
八幡沼の解氷宣言。倉形沢の流れ口に水面がいよいよ現れました。こうなると日毎に解氷が進んでいきます。
八幡沼湿原では融雪のキワでの踏み抜き注意です。
源太森とキスゲ通りの分岐、通称・源太分れ付近はすっかり露出。
八幡沼の南の湿原の木道も露出。
湿原を過ぎてアスピーテラインを見下ろす舗装の遊歩道までは雪上。
アスピーテラインを見下ろす舗装された遊歩道までくれば、あとはアスピーテラインまで雪上歩きはありません。