カッパドキア。
キノコ型の岩に洞窟遺跡で最近世界の注目を集める、世界遺産の複合遺産にも登録されるトルコを代表する人気観光スポットです。世界屈指の観光地と言っても過言ではないでしょう。
イスタンブールから夕方発の寝台列車で揺られていけば、朝にはコンヤ。そこからバスでアクサライ。
アクサライから残雪いただくハッサン山(3267m)方面へ小1時間も走れば、大きな枠でいけば、カッパドキアエリアと言っても差し支えないウフララ渓谷です。
そのハッサン山から流れ出るメレンディス川によって形作られた緑豊かな花の渓谷です。上流(南端)のウフララ村から下流(北端)のセリメ村まで、16kmの渓谷を2日間かけて歩きました。
現在、渓谷の中に生活している人はおりませんが、14世紀ぐらいまで人が住んでいました。このように岩壁に穿たれた無数の穴は鳩の巣です。当時は、ニワトリの代わりに鳩を飼っていたんだとか。もちろんペットとしてではありません。肉を食べ、卵をとるためです。
教会として使われたフレスコ画の残る洞窟もあります。ウフララ渓谷北端のセリメ村では、かつてスターウォーズ~ジェダイの復讐~の撮影が行なわれました。そう言われてみれば・・・そうかな?
カッパドキア一帯は火山性の堆積物、岩石で覆われています。このようにいたるところで洞窟がみられるのは、堆積している凝灰岩がひじょうに削りやすい岩だからです。
地下都市カイマクリ。地下8階まであるそうですが、見学出来るのは4階まで。早朝の気球ツアーはカッパドキア観光の目玉。日の出の時間に会わせて、たくさんの気球が上がり、高く上がったり、時には岩に手が届きそうになるぐらいスレスレのところを飛んでみたりと、乗客を楽しませてくれます。約1時間のフライトが終わると、フライトの成功を祝ってシャンパンで乾杯。
彼方にはエルジェス山(3917m)。残雪豊富。スキーリフトあり。どことなく鳥海山に似た山容。カッパドキア観光を抱き合わせたスキーツアーでも企画するか?
中央アナトリアは乾いた気候ですが、ちょっと谷底に降りれば、花がたくさん咲いてます。
花好きな方には、気に入ってもらえると思います。
もちろん、妖精の煙突と呼ばれるような奇岩帯を歩いたり、ウチヒサルに登ったり、カッパドキアを満喫しました。