すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

在ペルー日本大使公邸跡

2008-07-19 21:05:03 | 南米
1996年12月、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の構成員によって、天皇誕生の祝賀パーティーの最中だったリマの在ペルー日本大使公邸が襲撃、占拠され、発生時には約600人が人質になるという事件が発生した。継続的に人質は解放されたが、最終的に事件解決時まで72名が拘束されていた。この事件をご記憶の方も多いと思う。
事件発生から127日後の翌年4月22日。公邸に向け密かに掘削していた地下通路を通って、軍・警察の特殊部隊が突入し、人質71名を解放(1名は死亡)、犯人は全員射殺という形で事件は幕を閉じた。ちなみに当時の大統領は現在拘束中のアルベルト・フジモリ氏。日本の総理大臣は橋本龍太郎氏。
 
ペルー現代史の生き証人・日系2世83歳おじいちゃんガイドによれば、最近までこの場所が売りに出されていたとのことでしたが、「売り物件」の看板がなくなったので、売れたんじゃないかとの話し。この事件当時、リマの日本語ガイド、日本料理店は特需にあずかったとも。
公邸入口には、当時公邸内側から撃ち込まれた銃弾痕がいまだ残り、かなり生々しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする