またまた新製品が届いたお知らせ。
今度はK2のANNEX98です。

昨シーズンのパウダー板K2のSIDESHOW(132-90-115)は、パウダー50%多様性50%とカタログにうたっておりましたが、太さ的にはパウダー板。けっこう調子良かったので、
今シーズンのパウダー板はANNEX98(131-98-119)という、割合SIDESHOWに近いディメンションのチョイスです。今シーズンのモデルの中では、従来より定評あるWAYBACKと並び、テレマーカーにおススメ出来るラインナップです。
しかし、まったく新しくデザインされた板で、トップの一番太い部分が従来のものよりもややセンターよりになり、トップのテーパーもあまりキツくない、フロントロッカー(K2はオールテレインロッカーって言いますけど)で、フォールラインに対して抵抗なく攻めていけそうな板です。またテールがフラットなので、固くパックされた雪でもテールの引っかかりが少なくなります。ツインチップの用な形状で、テールのテーパーがキツイとウィンドウクラスト、サンクラストのような表面が固くしまった状態の時、かなりテールが引っかかり滑りづらくなります。いろんな状況で滑ることを念頭に板を選ぶとすれば、テールはフラットに近い形状が好ましいと思います。
フロントロッカーという形状は、何が良いかと言うと。。。。
テレマーカーにとって、パウダーでの内脚の処理はかなり重要なところですが、フロントロッカーいう形状により、内スキーをひっかけて転ぶリスクは(ほんの少し)低くなります。もちろん0になるわけではありません。それは、滑走技術によって問題解決がはかられるべきところ。
またターンの前半、スキーのトップをフォールラインへ向けやすくなります。特に、クラシカルな滑りをする方ほど、そのメリットが得られると思います。
あとはラッセルが楽です。
もちろん良いことだけではありません。昔ながらのキャンバーのスキーに比べると多少板のバタつきが気になったりします。
そのバタつきを押さえるために、板にメタルをラミネートすれば、重さが増します。
いずれ、どんな板でも一長一短ありますから、その板の特性を知り、自分の目指すべき方向性とマッチするかどうか、お店の方とも良く相談して決めてくださいね。
K2の金附さん、今シーズンもよろしくお願いします!