保護猫のあんことあずきの一時預りを始めて1カ月と10日。
あずきの里親希望のHさんからSNSを通じてご連絡がありました。
まずは文字通り会ってみるお見合い、気に入ったら
原則2週間のトライアルの申し込み、こちらからお届けするので
実際に家族として暮らせるかどうかを試してみるのが
通常の段取りです。
特にこのHさんのように先住猫(または犬)などがいる場合は
相性が問題になりどうにもならなかった結果として
"出戻る"ことはそれなりの数はあります。
今回、お見合いを兼ねて即トライアルのお届けにしたのは
若いHさんご夫婦が80㌔ほど離れた村にお住いだったからです。
また1週間長い3週間の期間にしたのはあずきが
まだまだ人慣れが出来ていないからに他なりません。
(嫁入り前夜は目一杯遊んであげました)
どちらにしろ、まずは気に入られてそのままHさんの
新たな家族の一員として暮らせることを
祈るばかりです
いざ連れて行った後のケージにはこのあんこが一人だけになり
なんとも寂し気ではありますが、どのみち母親や兄弟と引き離されて
すでに5カ月間生きているのですから群れて暮らす人間が考える感覚とは
違う世界で生きているに違いありません。
ところでケージからキャリアバッグに移し変える作業ほど
携わったばかりの初心者にとってタイヘンなことはありません。
そもそも人間にさえ慣れていない保護猫なのですから
捕まえることすら難しく、肛門嚢(こうもんのう)からの
臭い分泌物を嗅ぎながら悪戦苦闘
この先何度も行うことになるはずの作業ですから
早くコツを覚えなければなりません。
すぐに続いて
母子2匹を預かることになるお話もありますので。