K様からTEL が入り
「取引ナビ」で返品を申し込んだが返事がないそうです。
昨日の今日ですし
「土日は返事が来ないことが多いですよ」と申し上げ
お手持ちの出品ページのプリントアウトを見せていただきました。
商売抜きでご相談に乗って差し上げるつもりだからですが
一般の方はこの手のトラブルの際
得てしてどこかのお役所が助けてくれると思いがちですが
この考え方は明確に間違っています。
世の中のトラブルの解決方法の基本は双方の「話し合い」です。
売掛金を支払わないケースで
かつて少額訴訟だったか支払督促だったか忘れましたが
裁判所の法廷まで行ったことがありますが
こんな明確なことでさえ
調停、和解、本裁判のステップで
まずは2度も話し合いによる解決を勧められます。
結果、たかが15万円を月1万円で15ヶ月
分割払いの金利なし、で和解になったのですが
裁判所が回収をしてくれることはありません。
未払いの理屈も聞かされましたが
今でも単にお金がなかったんじゃないか、と思っています。
今回の場合は
出品ページに謳われている車に対する説明は
“綺麗”とか“少し”とか主観によるもので
「あなたは違うかもしれないが私はそう思った」で済んでしまい
他人が口を挟む場所ではなく
約150の「評価」になんと12個(!)も
悪い評価の付いた出品者を信じてしまったことが
そもそもの過ちの始まりで
だからこそ現車確認もせずに陸送による引き取り方法まで
依頼してしまったのですから
「走行不明」も記入されていますし
相手の明確な落ち度、不正を指摘できないと思います。
唯一の付け入るスキは「予備検査付」という点で
全く何もした形跡がないどころか
本来車検が通るはずもない状態にも拘らず
予備検査証が発行されている点を
どう追求して有利に話を持っていくか、がポイントかもしれません。
それにしても「取引ナビ」をすでに9回も使ってしまいましたし
メルアドは聞いていなく電話はケータイだけで
かけても出ることはないそうです。
話し合いの場にこうした相手をどう引っ張り出すか…。
もしかして
送付状や予備検査証の住所は実在はしますが
本当にそこに住んでいるのかどうかは分かりません。
送付状は何とでも書けますし
予備検査証さえ住民票などは不必要なのですから。
万が一そうだとしたら
できることはかなり限定されてしまいますが
県の消費者センター、陸運支局、内容証明、裁判などなど
まずは知っている限りの知恵をご説明しましたが
K様にとってはしばらく気の重い日々が続くはずで
でも、ご自身以外の誰も問題を解決してくれないことは
とりあえず理解していただけたと思います。