MUCUの革表紙のノートに、待望の万年筆と相性の良いフールス紙仕様が発売になりました。
ざっくりとした自然のままのあまり高級でない(これがポイントです)革を表紙に使用したリングノートはその物の考え方が好きで継続して愛用したいと思っていましたが、今まで万年筆で使い易い紙のものがありませんでしたが、多くの方のリクエストに応えての新発売です。
MUCUの製品を企画、製造しているKデザインワークスの榎本さんの自宅にある工房兼オフィスを訪ねてお話した時に、お互いのモノに対する理想とか美学がすごく近いと思い、共感を持ちました。 MUCUの革表紙ノートに顕著に表れている紙製品は素材感を生かした、加工し過ぎない物作りをポリシーとしています。
ほとんどの製品がきれいに作られ過ぎていて、素材感を失っていますのでとても希少な存在だと思っています。自然のままに仕上げること、それはとても勇気の要る物作りの姿勢であり、私は大いに賛同しています。
もしかしたらあまり多くの人の共感を得られないのかもしれませんが、MUCUの物作りの美学の中に侘び寂びに感じ入る日本人らしい感性を感じます。
MUCUの物作りで唯一不満だったのが、万年筆と相性の良い紙がないということでした。使ってみたいという紙製品はありますが、万年筆のインクとは相性が悪く、非常ににじみが大きくなってしまいます。万年筆と相性の良い紙が必要だということに榎本さんも気付いているようでしたし、私もきっと欲しいと思っている人はいるはずだと伝えていましたが、それが実現しました。
万年筆用の紙として優れているフールス紙を中身に使った本革A5リングノートとハード表紙のA6変形サイズのノートを扱い出しました。
本革表紙のリングノートはせっかくの革の表紙を長く使うことができるように、中身の差し替えサービス(MUCUに直接依頼)を行っていますので、使い込んで良い風合いの出た革の表紙を使い続けることができます。
今まで多くの万年筆と相性の良い、思考や雑記の助けになるものをご紹介してきましたが、MUCUのフールス紙ノートもそれに加えたいと思います。
https://www.p-n-m.net/contents/products/category4.html
(MUCUブロックノート・MUCUレザーノートフールス)
お買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。ブログにも書きましたが、個人的にもお奨めのノートです。ぜひ、ご愛用してください。