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元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

先生

2014-05-20 | 実生活

私には、とても恵まれていることだと思っていますが、先生と呼べる人が何人もいて、それぞれの先生から本では得られない、自分の実情に合った教えをもらっています。

それらの教えを守って実行することもあるし、胸にしまったままにしているものもありますが、自分の判断で自分のやり方に合っているか、そのやり方が好きかどうかで判断しています。

そういった教えを受けた時に自分のフィルターを通して、取り入れるか入れないかを判断することは大切で、言われたことを盲信して実行すると、その主体は自分ではなくなってしまって、未消化のままサマにならないことをしてしまうという、いろいろおかしなことになります。

自分の流儀に変換することがとても大切で、それがその教えを生かすことなのだと分ったのは本当に最近のことで、分るのに時間がかかったことは恥ずかしいことだけど。

ル・ボナーの松本さんは私にとって全ての始まりで、本当にいろんなことを教えてもらっている。

直接言葉で、こうした方がいいよと言われることは少なくなったけれど、松本さんの仕事振りを直接あるいはブログなどから垣間見たりして、大いに参考にさせていただいていて、いかにして個人商店である我々が自分たちの仕事を継続させるかを勉強させてもらっています。

大和座狂言事務所の安東先生からは、自分らしく生きていく上での、自分がブレずに仕事していく上での精神を教えられています。

安東先生は、こうしなさいとは絶対に言われないけれど、著書や大和座通信、お手紙そして舞台での姿からそのメッセージは力強いエネルギーによって伝えられています。

電話でいろいろ教えてくださる関東に住んでおられる先生は、きっと誰もこの人のようになりたいと思うような成功者で、とてもキレのある思考の人。

世界中で起こっていることで私が知っていることは全てこの先生から教えてもらったことだと言える。

お茶の先生からも、とても共感することできる茶道的心構え、態度を勉強させてもらって、自分が本能的に良いとするものの裏付けをすることができていることは、大きな後ろ盾があるようで心強く感じます。

みなすごい人だと思うし、その人たちのように自分もなりたいと思う、目標とも言える先生たちと直接話すことができることにいつも感謝しています。

 

先生ではないけれど・・・、でも違う意味で元先生だけど、父によく電話するようになりました。

帰宅途中、バス停から家まで少し歩くので、その時に週数回のかけています。

隣に住んでいて、休みの日の夜に顔を出してはいるけれど、電話もした方がいいと思って、今年の初めからかけるようになった。

男同士の親子というのはそれほど話すこともなく、だから今までも話すこともなく来てしまった。

共通の話題は、私の大学生の息子のことか、タイにいる妹のことばかりだけど、近況や仕事のことも含めてなるべく話すようにしています。

なぜ父に電話するのか自分でもよく分からないけれど、年をとるごとにこういうことが大切に思えてきました。