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元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

心の余裕

2016-04-03 | 実生活

中学校前の角の桜が満開です。

 

久し振りに小説を読んだ。

最近映画化されて、私も観に行きたいと思っている「エベレスト~神々の山嶺~」です。

大変ぶ厚く、何か得した気分がしたくらいとても長い小説で、本当に読み切れるか少し心配でしたが、厚い方が少しでも時間があると読もうとするのか、かえって短時間で読むことができました。

もちろんストーリーは書かないけれど、私はエベレストとか、アラスカとか、むき出しの自然ととても寒い所に興味があるようです。

それらは自分の日常からかけ離れた所だと思っているからかもしれません。

実際にこういった小説から得られる知識とかノウハウは皆無だと思うので、テレビを観るのとそう変わりはないけれど、観たい時に好きなものを観ることができるのがテレビと違うところです。

こういう仕事と関係のない本を読むことは、時間や心にゆとりがないと読むことができないけれど、自分の仕事は遊び心が大切だと思っているのでなるべく読んだ方がいいと思いました。

でもどんな仕事でも「おもろい」と思う心がないと上手くいかないと思うし、これを読みたいという好奇心を排除していくと、私はどんどん面白くない人間になっていってしまうと思い始めました。

小説を読みたいと思った時、靴を磨いていないことに気付きました。

履いた後にブラシ掛けはしていたのでひどいことにはなっていなかったけれど、休みの日もそんな時間はないと、少しの傷や革のカサつきも見て見ぬふりをしていました。

好きで買った靴を磨くのは、自分にとって最も楽しい時間のはずでしたが、それに時間を割く心の余裕がなく、それによって心が癒されていたことを忘れていました。

文章を書くことは好きで、いろんな締め切りに追われながらも楽しく書いているけれど、おもろいと思う気持ちを補充しないと書けなくなるような気がします。

自分が最も楽しいと思うことをせずにいることは「おもろい仕事」ができなくなる要因だと思いました。

仕事とプライベートの時間をはっきりと分けて、仕事と全く関係のない趣味で気持ちをリフレッシュしたり、リセットしたりするためにしているわけではないし、趣味のために仕事をしているわけではない。

いい仕事をするために本を読む、靴を磨くということをする心と時間の余裕がいるのではないかと思いました。

年が変わったのに、気分は昨年をひきずったままであることに気付いて、4月から新たに2016年を始めたいと思いました。