元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

写真

2014-07-06 | 実生活

多くのブログにとって写真はあって当たり前のものになっていて、それがないということがひどく不親切なものに思えましたし、写真は自分にとって克服すべき課題のように思っていました。

一時期、フィルムカメラに凝りたいと思ったことがありましたが、私には趣味だけで完結するものは合っていなかったようでした。

当然、自分のカメラは持っていなく、撮影は全て携帯電話で済ませていました。
 

当店にはウェブショップもあり、商品写真のためのデジタルカメラや、レンズなどがありますが、私はホームページの撮影をしていませんので、ほとんど触ることがありませんでした。

ペン先のアップや商品の細かい部分を撮ることができるように購入したマクロレンズもありますが、当店のカメラと相性が悪く、とても使いにくく、眠ったままになっていました。

とても値段が高かったので、もったいないと思っていて、何とか使いこなしたいと思っていましたが、数年が過ぎていきましたが、最近毎月第3木曜日に「コラージュで手帳を彩る」というワークショップをしていて、コラージュをしているうちに、切り取って、演出することの楽しさを知りました。

考えてみると写真はそこらじゅうにある風景や事象を自分の好きなように切り取ることだと思い当たり、写真を撮りたいと思い始めました。

どうせならいつも持ち歩くことができる自分専用のカメラを用意したい、例のマクロレンズを使うことができるものを買おうと思いました。

メーカーは操作は何となく分っていた店のカメラと同じオリンパスで、デザインで気に入ったOM-Dというものを選びました。

カメラは正直、どれがいいのか分りませんでしたが、ファインダーがついている方が自分には良いように思えましたし、黒ボディに何となく惹かれました。

実はここ1ヶ月ほどいろいろ調べていて、いろんな機種について知りました。

何かに興味を持って色々調べて、夢見る楽しい時間を過ごしている時、お客様の気持ちがとてもよく分かります。

ブログに写真を載せるという目的もありますが、その気持を知るだけでも大きな収穫、やはり趣味と実益を兼ねたものだと思いました。

カメラは万年筆と同じように、買った後それを使うことや、関連するモノなどへと世界が広がっていく。

今まで、カメラは大人の嗜みのように感じていながらも、視て見ぬふりをしてきましたが、その入り口にやっと立ったように思っています。