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12・28合意の議論を経験して  平和の少女像が注目を集め  「自分と同年代の問題」と受けとめた!

2017-04-08 | 青年が自分たちの問題として

「慰安婦」の痛みに共感する10~20代…「少女像世代」の誕生

登録 : 2017.04.06 23:02 修正 : 2017.04.07 06:40

 

「慰安婦」ちゃんと習った最初の世代 
12・28合意の議論を経験して 
平和の少女像が注目を集め 
「自分と同年代の問題」と受けとめた

水曜集会に参加し/平和の少女像を守り/被害者のおばあさんを弔問//ハンギョレ新聞社

 5日、日本軍「慰安婦」被害者の故イ・スンドクさんの遺体安置所が設けられたソウル西大門区(ソデムング)にあるセブランス病院の葬儀場。最初は寂しかったイさんの安置所に学生たちの弔問の列ができた。4日、イさんの安置所を訪れた1人メディア「メディアモング」のキム・ジョンファンさんが「今セブランス病院にいるけど安置所が寂しい」とツイッターに書き込んだところ、制服を着た高校生からソウル西大門区新村(シンチョン)一帯の大学生まで弔問にやってきた。韓国挺身隊問題対策協議会のユン・ミヒャン代表は5日、自分のフェイスブックに「梨花女子大学の学生たち30~40人が次々と弔問に来て涙を流しました。おばあさんを送る道に同行してくださった1400人余りの弔問客に心から感謝申し上げます」と書いた。

 

 梨花女子大学に在学中のユ・ジエさん(20・国語国文学科)も5日、友人たちとともに弔問に訪れた。ユさんは高校2年生の時の2015年、韓日「12・28慰安婦合意」のニュースに接した後、「慰安婦」問題に本格的に関心を持つようになり、大学進学後、慰安婦問題の解決を支援するための会である「平和ナビ(蝶々)サポーターズ」として活動した。ユさんは「若い世代がさらに『慰安婦』問題に関心を持ち、問題解決に参加しなければならないと思う」と話した。

 

 「慰安婦」被害者のおばあさんたちと関連する所に「1020世代(10~20代)」が多く集まっている。毎週開かれる慰安婦問題解決のための水曜集会は制服を着た中高生たちが主な参加者だ。全国各地で起こった少女像のパトロール活動の中心にも1020世代たちがいる。

 

 慰安婦問題に対する1020世代の高い関心の理由は何だろうか。まず、学校で「慰安婦」の悲しい歴史を習った上に、「12・28慰安婦合意」など社会的議論を経験した世代共通の経験があると分析されている。1020世代は学校で「慰安婦」についてちゃんと習った最初の世代だ。「慰安婦」問題は1996年に中・高校の歴史教科書に初めて収録されたが、僅か一行の言及に過ぎず、本格的に教科書で触れられたのは2002年からだ。

 

 慰安婦被害者の痛みを象徴する実体的なアイコンとして「平和の少女像」が社会的関心の対象に浮上したことも起爆剤になったという見方が多い。実際「12・28合意」当時、日本が「平和の少女像」移転を要求した事実が伝えられると、二日後の12月30日から旧駐韓日本大使館前の少女像のそばで「少女像守護のための野宿座り込み」が始まった。460日以上続いているこの野宿座り込み現場では、座り込みに参加している20代の大学生たちと、彼らを訪れ激励を送る中高生と容易に会うことができる。野宿行動を率いる「日本軍慰安婦謝罪賠償と売国的な韓日合意の廃棄のための大学生共同行動」のチェ・ヘリョン代表(22)は「若い人たちであるほど、水曜集会などでおばあさんや少女像を見てたくさん泣いていく」と話した。同年代の姿の少女像に接し、1020世代が被害者の痛みにさらに深く共感しているということだ。慰安婦の苦しみを自分の問題として受けとめる「少女像世代」の誕生である。

 

 青少年たちはいまや直接「少女像」建設に取り組んでいる。昨年、ソウル梨花女子高校の生徒たちは募金を通じて校内に「小さな少女像」を建てた。全国の生徒たちに参加を促し、今まで28の高校に少女像が建てられた。梨花女子高校の歴史教師ソン・ファンチョル氏は「子どもたちは独島(日本名・竹島)や歴史教科書問題は理性的に判断する。一方、『慰安婦』問題は情緒的に共感する問題として受けとめている」と話した。

 

ファン・クムビ、パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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