「共に民主党」文在寅候補が当選/第19代南朝鮮大統領選挙
9日に行われた第19代南朝鮮大統領選挙で、革新系最大野党「共に民主党」の文在寅候補が1342万3800票で全体の41.08%を得票し当選した。今回の選挙には3280万7908人が投票、18代大統領選挙(2012年)より1.4%高い77.2%の投票率を記録した。
続いて「自由韓国党」の洪準杓候補が785万2849票(24.03%)、「国民の党」の安哲秀候補が699万8342票(21.41%)、「正しい政党」の劉承旼候補が220万8771票(6.76%)、「正義党」の沈相奵候補が201万7458票(6.17%)と集計された。
文候補は洪候補を557万951票差で引き離し、歴代最多票差での当選となった。
文新大統領 軍統帥権者としてまず前線の態勢を確認
2017/05/10 08:52
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央選挙管理委員会が10日、第19代大統領選の結果を議決し、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏の5年の大統領任期が始まった。
合同参謀本部議長と話す文新大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)
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文大統領はまずソウル市内の自宅から韓国軍制服組トップの李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長と電話で話し、前線の警戒態勢を確認した。朝鮮半島を巡る安保の危機感が高まる中、軍統帥権者として安保問題から取り組む姿勢を示すことで国民の不安を払拭(ふっしょく)する意図とみられる。
文大統領は午前10時に国立ソウル顕忠院(国立墓地)を訪問する予定だ。戦死者をしのび、新大統領就任への覚悟を新たにする。
続いて国会に移動し、丁世均(チョン・セギュン)国会議長と会った後、国会本会議場前の中央ホールで就任宣誓を行う予定だ。
文大統領が午後、野党の本部を訪れ国政運営への協力を求めるかも関心を集める。選挙期間中の演説では「当選すれば当日に野党本部を訪ねる。今後の韓国のために共に力を合わせようと手を差し出す」と述べていた。