「子どもはオモニの背中を見て育つ」/京都で民族教育セミナー
女性同盟京都府本部と朝鮮学校オモニ会京都府連絡会が共催する「ウリオモニ民族教育セミナー」が5月13日、京都初級多目的室と京都朝鮮会館で午前と午後にかけて行われ、108人が参加した。
セミナーに先立ち、今年が教育援助費と奨学金が祖国から送られてきてから60年の節目の年であるのと関連し、改めて教育援助費と奨学金の意義を知り民族教育発展のために共に頑張ろうという気持ちを込めて、京都朝鮮歌舞団の歌唱指導の下、参加者らは「祖国の愛は温かい(조국의 사랑은 따사로워라)」を歌った。
つづいて「ウリハッキョっていいね! ウリハッキョ教育システムの生命力」と題して、朝鮮大学校経営学部の康明逸助教が講演を行った。講師は、朝鮮学校の歴史、朝鮮学校の秘める可能性、朝鮮学校卒業生たちの活躍、そして女性同盟結成70周年の意義について話した。
参加者たちは、「とてもわかりやすく話がすっと入ってきた。90分が短く感じた」「教育援助費と奨学金が在日朝鮮人の生命線である民族教育、ウリハッキョの生命水であることを深く、多角的に学べた。主席とウリナラの確固たる決意、そして同胞の子どもたちに対する深い愛によって、今日の輝かしい姿があると思うと、胸が熱くなる」「自分たちがたたかえば社会が変わる、変えられる、こういう体験や実感を子どもたちにさせてあげたいと感じた。そして、『オモニたちの掲げる正義』を子どもたちは見て育つと講師が指摘したが、本当にそうだと思った」「活躍しているウリハッキョの多くの卒業生を紹介してくれて、勇気、励みになった」「当たり前に思っていた教育援助費と奨学金が日本にいる私たちが人間らしく生きていくための土台になっていたと、認識することができた」「男女平等権法令の内容がすばらしい」「なぜ女性同盟の名称に民主が入っているかわかった」などと感想を述べた。
女性同盟京都府本部は今後「100日運動」において、6月18日に行われる「女性同盟結成70周年記念ドッジボール大会&焼肉交流会」、6月24日の「ウリ分会・ウリ未来サラン運動―女盟分会長・役員会議」を機に女性同盟分会をさらに活性化させる決意に満ちている。
【女性同盟京都】