「6カ国」推進表明の金総書記
視察は工業に力点
【北京=小寺松雄】新華社によると、中国を訪問した金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党総書記は8月27日、吉林省長春市での胡錦濤中国共産党総書記・国家主席との会談で、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議について、「早期再開を推進」するとの立場を表明しました。
中国外務省の発表によると、金総書記は、自国の経済発展への努力に触れたうえで、引き続き中国の協力を求めました。
金総書記は26~30日の中国滞在中、吉林省の吉林市と長春市、黒竜江省のハルビン市で機械、化学、車両、食品加工の工場などを視察しました。
今回の訪中では、金書記の三男ジョンウン氏が同行している可能性があると一部で伝えられましたが、中国側が発表した金総書記の随行者名にはジョンウン氏の名はありませんでした。