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英労働党、今回は常識的な態度

2010-09-30 | 世界を知る

 イラク侵攻は誤り

            英労働党新党首が明言


 【ロンドン=小玉純一】

 英労働党のエド・ミリバンド新党首は28日、マンチェスターで開催中の同党年次党大会で「新世代」と題して党首演説を行い、同党のブレア首相が強行した2003年のイラク侵攻を「間違いだった」と明言しました。

 ミリバンド党首は、イラク侵攻の誤りについては「正直になる必要がある」と述べて、「戦争は最後の手段でなかった」「国連を傷つけた」と誤りの理由を指摘しました。

 一方、アフガン戦争については、「アフガニスタンの安定と英国の安全のため」としてアフガン駐留に支持を表明する一方、「終わりのない戦争であってはならない」と述べました。

 また外交方針について「米国との同盟は非常に重要だが、われわれの価値観がどのような同盟をつくるか、どのような軍事行動を取るかを決める」と述べ、「同盟だけでなく価値観に基礎を置く」と強調。従来の米国べったりの対米姿勢を批判しました。

 新党首は、「経済成長の計画なくして、財政赤字削減の確かな計画は無い」と経済成長を重視しながら、歳出削減最優先の保守党主導政権を批判。銀行課税やリビング・ウエイジ(生活できる賃金)を強調しました。

 エド・ミリバンド新党首は、「レッド・エド」(赤いエド)という自身へのレッテルばりは「やめてほしい」と述べ、「国の将来についておとなの論争をしよう」と反論しました。

 26日に始まった労働党の年次大会は30日まで。大衆紙サンが25日の新党首発表後、最初世論調査を発表。支持率で労働党40%、保守党39%と なり、この3年で初めて労働党が保守党を上回りました。労働党は5月の総選挙で大敗し下野し、この大会で再出発をめざしています。