ひびレビ

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仮面ライダーギーツ 第37話「慕情Ⅴ:純白の破壊」

2023-05-28 13:07:04 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第37話「慕情Ⅴ:純白の破壊」

 知ってしまった以上、忘れることなんて出来ない。諦めずに理想の世界を叶えたい。
 知ってしまったのなら忘れれば良い。忘れることで得られる幸せや訪れる平和がある。

 道具に罪は無く、それを悪しき手段に用いた者に罪がある。
 道具にも罪があり、それを用いた者も裁かれるべきである。

 幸せや平和の判断基準や、罪の所在の考え方は人それぞれ。思えば、デザグラの犠牲者を生き返らせようとする景和とは対照的に、道長は友人・透を
生き返らせようとはしていなかったんですよね。例え透を蘇らせたところで、デザグラが存在している限り、ライダーになる/ならないを問わず犠牲になる可能性は存在するでしょうから。消失を受け止めきれずに足掻く景和と、消失を受け入れて前に進もうとしていた道長。二人もある意味では対照的な存在だったのかなとも。
 
 デザグラや世界を巡る道長と景和たちの想いがぶつかり合う一方で、そういった事情を抜きにして、ただひたすらに「母親を救いたい」という願いのために戦い続ける英寿。本作開始当初からは想像も出来ないほどに感情をむき出しにしており、その感情が高ぶった時に現れたのはブーストマークⅢのバックルでした。
 それにより自動的に白いギーツに変身した英寿。その背後には禍々しく燃える3本の尾が……次回予告には無かったエフェクトが追加されたことにより、随分と印象が変わりましたね。ラスト、デザロワのルールの一文「例外は存在しない」をかき消す演出が最高にカッコよかったです。
 
 個人的には「破壊」というよりかは、ゲイザーのユニットが異空間に消えたことから「消失」の力、運命を捻じ曲げて「無かったことにする」力のように見えました。OPで英寿が自身を縛り付けていたものを引きちぎるシーンがありますが、あれは運営の定めたルールという名の鎖を引きちぎる……という意味だったのかもしれません。となると、気になるはツムリが英寿に銃を向けるシーン。女神の後継者として選ばれたツムリが、自身を殺させるためにわざと英寿の敵を演じるとか、そんな流れになるのかなぁ……


 そんなこんなでまた次回。しかし「九尾」というものの、尻尾はマークⅡで5本、マークⅢで3本。あと一本分は果たして……?

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