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ひびレビ

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復活のヤプール

2007-02-02 22:15:54 | ウルトラシリーズ
M78星雲光の国。ウルトラ兄弟6番目の弟ウルトラマンタロウは地球へと向かおうとしていた。それを止めたのはウルトラ兄弟長兄ゾフィー。強大な力が迫りつつある今、愛弟子メビウスを心配するタロウに対し、ゾフィーは「メビウスを信じろ」と言う。「それに彼は1人ではない」

市民により愛される防衛チームになるため、GUYS市民感謝デーが開催されることになった。本部へ出張中のサコミズ隊長に代わり、リュウが1日隊長代行に任命される。

フェニックスネストに大勢の人々が集まった。ウルトラ5つの誓いを子供たちに教えるリュウとミライ、リムエレキングの説明をするコノミ。各々楽しそうに市民と触れ合っていた。宙を飛ぶウルトラホーク一号、三号、ジェットビートル。

「良いチームになったよな」とリュウはミライに話しかける。「地球は俺たちが守ってる。ウルトラマンと一緒に」その言葉に感動したミライは滝のような涙を流す。「復讐の時は来た。赤い雨が降るそれが我ら復活の前触れ」1人の男性がミライに語りかける。「苦しめてやる。貴様は呪われてているのだ。滅ぼされたもの達の恨み思い知るがいい」今度は3人の女性が話しかけてきた。「黙れ!」近づいていくミライを制止するリュウたち。彼らにはこの声が聞こえていないのだ。「今度は貴様が滅ぶのだ。ウルトラマンメビウス」少年が語りかけてきた。「お前は誰だ!答えろ!」詰め寄るミライだが、少年は怖がって泣き出してしまう。ミライの様子に驚きを隠せないクルーたち。

そんな折、ミナミサワ市に異常なエネルギー反応が観測された後、赤い雨が降ったという。調査に名乗り出るミライだが、補佐官は他の人を選ぼうとする。だがリュウはミライと共に調査に向かうと宣言。「誰にでもミスはある。大切なのはミスを繰り返さないことだ」ミサキの許可も得て、調査に向かう。

確かに赤い雨が道路脇に溜まっていた。その水の中に映る謎の姿。その時、空が割れ、中には巨大な生物の姿が。攻撃をしかけてきたその生物に反撃しようとしたものの、目から放たれた光線で、リュウが連れ去られてしまう。ミライも攻撃を受け、気を失った。

悪夢から目を覚ましたミライは病室のベッドに横たわっていた。リュウが連れ去られたことを説明しようとするミライだったが、リュウは平然とその場に立っていた。しかも調査に向かったが何も無かったと言う。本部でも怪獣出現を感知していない。「無駄だ誰も信じはしない」とその時リュウがテレパシーでミライに語りかけてきた。リュウに憑依していたのはかつてウルトラマンAを苦しめた異次元人ヤプールだった。兄たちとともに倒したはずのヤプールが何故ここに。見つめ合うミライとリュウの様子を見て勘違いを始めるジョージたち。「俺たち誰にも言えない秘密があるんだ」との言葉にさらに盛り上がる。ミライの目は黙ってリュウを見据えていた。

新にGUYSタフブックが導入された。これによりマケット怪獣を強化できるのだという。その実験が翌日行われることになった。そして当日ファイヤーエレメントカプセルを使用した、ファイヤーウインダムの運用実験が始まった。上空で待機するガンウインガーとガンローダー。始めの相手はムカデンダー。Fウインダムが左腕から放った火炎弾はムカデンダーの火炎をものともせず、一撃でムカデンダーを撃破。続いてバードンとの対戦に入るが、さすがにバードンは強く、火炎に圧倒されるFウインダム。上空のマリナたちに援護するよう伝えるテッペイ。その時、リュウは謎の機械のスイッチを押した。

次の瞬間マニューバモードに突入したガンウインガーとガンローダー。スペシウム弾頭弾がFウインダムを襲う。だがそれはジョージの意思ではなかった。攻撃を喰らったFウインダムは敵とみなしたのか火炎弾で戦闘機を狙い打つ。何とか制限時間が過ぎ消え去るFウインダム。不自然すぎるこの事件。リュウはミライを犯人とみなし銃を向ける。

「ひょっとしたら奴は宇宙人かもしれないぜ」疑いの目をミライに向けさせるリュウ。再びレーザーを放とうとするリュウだったが、その手から弾き飛ばされるトライガーショット。ミライの危機を救ったのはサコミズだった。「どんな状況本物のリュウがミライを打つはずが無い」その言葉を受け、一同の疑惑の目はリュウに向けられる。「さあ答えろ、お前は誰だ」「・・・愚かな人間どもが」遂に本性を現したリュウの中のヤプールは空をかざす。

空が割れ、その中からミナミサワ市の時と同じ生物が姿を見せた。その名は一角超獣バキシム。ヤプールが作り上げた生物兵器。フェニックスネストに向かい進撃を開始するバキシム。一同が気を取られている隙にリュウはその場を離れる。その後を追うミライ。

ミライの言葉もリュウには届かない。彼の手には基地と戦闘機に仕掛けられた爆弾を爆破させる起爆スイッチが握られていた。銃口を向けるミライ。「そうするしかないよな」非常に言い放つリュウ。ミライはおもむろにウルトラ5つの誓いを唱え始める。リュウの攻撃を受けながらも唱えることをやめようとしない。その言葉に一瞬動揺を見せるリュウ。「俺の心の炎を打ち抜け」ミライの心に響いたリュウの声。その声を信じ、ミライはリュウの左胸を撃った。

するとヤプールがリュウから飛び出し、バキシムと同化した。ミライはメビウスに変身。だが右肩に負傷していたメビウスは徐々にバキシムに圧倒され始める。両手の間から放たれた光線をバリアでさけ、空中から狙い打とうとしたメビウスを、バキシムの一角ミサイルが撃ち落す。踏みつけられるメビウス。マリナとジョージは息を合わせ、バキシムの腹部に攻撃を加える。その一瞬の隙を狙い、メビウスはメビウスブレイブに変身。アクティブレードアタックで粉砕する。

病室で目覚めたリュウはさらわれた後の記憶を無くしていた。メモリーディスプレイが壊れていることを知り、驚くリュウ。「でもそれはリュウさんが・・・」ミライを締め上げるリュウであった。


ヤプール三部作の始まり。その第一部に登場したのは幾多の敵の中でも別格の色合いを誇るバキシム。かつて少年に化け、南を謹慎処分に追い込んだ張本人。富士山を背景にAと戦う姿は圧巻である。

時系列的に映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」の出来事の後のことになる。その為ヤプールが復活していても何の問題も無い。得意の精神攻撃と、狡猾な作戦でミライたちGUYSを窮地に陥れる様子はまさしくヤプールそのもの。赤い雨も見事に再現されている。

今回新に登場したファイヤーウインダム。火球攻撃が出来るようになった。その火炎のデータの元となっているのは宇宙恐竜ゼットン、双頭怪獣パンドン、円盤怪獣ブラックエンドという豪華3点セット。いずれも最終回に登場した猛者たち。特にゼットンは一兆度という太陽より高温な火球を放つ。そりゃムカデンダーも敵わないだろう。でもバードンにあっさり負けたのは何故?

そして注目は冒頭のタロウとゾフィー。映画を見た後だったらきっと感動度も違うのだろうな。映画公開から3ヵ月後に放送されたら、感動も少し薄れるわけで。でも見れてよかった。

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