1997年の映画「映画クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」を見ました。
かつて、霊能力により人々を救っていた珠由良族と珠黄泉族という一族がいた。そのうち珠黄泉族の中から、魔人ジャークと手を結び、世界を支配しようと考える者が現れたが、両一族は協力してこれを退治。ジャークは埴輪に封じられ、力が結晶化した珠を珠由良族が、ジャークを操る棒を珠黄泉族が管理することになった。
だが現代にて再び、珠黄泉族の中からジャークを蘇らせようと暗躍する者たちが現れた。珠由良族の末裔たちは協力して珠の片割れを取り返すも、それを偶然しんのすけが拾い、さらにひまわりが飲み込んでしまったため、野原一家は両一族の争いに巻き込まれることとなり・・・
というわけで、今作からしんのすけの妹である「ひまわり」が初登場!0歳児の女の子でありながらも、既に光り物が大好きであるが故に、キラキラと光っていた珠を飲み込んでしまい、珠が出るまで珠由良族のローズたちと行動を共にすることになってしまった野原一家。
事情が事情なだけにみんながひまわりのことを心配していましたが、兄であるしんのすけは自分に構ってくれないことがどこか不満な様子を見せます。ひろしたちとの再会のシーンでは、しんのすけが両親ではなくお姉さんに抱きついて、みさえに怒られるまでがいつもの流れですが、今回はひろしがしんのすけではなく先にひまわりに近づいたため、しんのすけが不満そうにする・・・という場面も。映画で大活躍をしていると忘れそうになりますが、こういうところは5歳児なんだなぁと。
そんなしんのすけの気持ちを察してか、「最後は俺たちがひまわりを守ろうな」と夕暮れの中、しんのすけと話し始めるひろし。しんのすけたちを守ってくれる人たちに気を遣ってか、一瞬そちらをチラッと見るのもまた良い。
「しんのすけだっていろんな人に守られて大きくなったんだぞ。父ちゃんもな。まっ、父ちゃんに言わせりゃ、自分一人ででかくなった気でいるやつは、でかくなる資格が無い!」
「しんのすけ、父ちゃんに何かあったら、ひまわりのこと守ってあげてくれよ」
「頼んだぜ、お兄ちゃん」
本当に良いお父さんですねぇ・・・この後からしんのすけが「お兄ちゃん」としてひまわりを守ろうと必死になるのがとてもカッコいいです。圧倒的に不利な状況下でも、きっちりヘクソンの弱点を見つけ出しているのがまた凄い。
さて、これまでもう1つの地球、海外、戦国時代、魔法が飛び交うテーマパークを舞台としてきましたが、今作の舞台は現代日本。心を読む能力を使うヘクソン、魔人の復活といったファンタジーめいた要素もありつつも、だいぶリアルに近い感じになったかなーと。次回作である「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」は更にファンタジー要素が薄まってますし、一つの転機なんでしょうか?
そんなわけで、これまでがだいぶハチャメチャだったためか、今作は比較的落ち着いた雰囲気を感じる作品です。いや、ローズの声の切り替わりっぷりとか、ヘクソン無双とかのインパクトは強いんですけども、何というか「ブリブリ王国の秘宝を、ターゲットをしんのすけからひまわりに変えて、日本でやるとこんな感じ」といった印象。決してつまらないわけではないのですが、やや毛色が違うようにも感じられるので、落ち着いた雰囲気を感じてしまうのかもしれませんね。
パッと見屈強で強敵そうだけれども心は優しいサタケ。本拠地に乗り込む際にやたらと気合が入っている野原一家たち。そしてその道中、道を聞いただけなのに自分が書いた漫画のキャラクターに吹っ飛ばされる原作者の臼井先生・・・と、印象的なキャラクター、場面も色々あります。
そんなこんなで次回はブタのヒヅメ大作戦!かすかべ防衛隊が本格的に出始める頃です。
かつて、霊能力により人々を救っていた珠由良族と珠黄泉族という一族がいた。そのうち珠黄泉族の中から、魔人ジャークと手を結び、世界を支配しようと考える者が現れたが、両一族は協力してこれを退治。ジャークは埴輪に封じられ、力が結晶化した珠を珠由良族が、ジャークを操る棒を珠黄泉族が管理することになった。
だが現代にて再び、珠黄泉族の中からジャークを蘇らせようと暗躍する者たちが現れた。珠由良族の末裔たちは協力して珠の片割れを取り返すも、それを偶然しんのすけが拾い、さらにひまわりが飲み込んでしまったため、野原一家は両一族の争いに巻き込まれることとなり・・・
というわけで、今作からしんのすけの妹である「ひまわり」が初登場!0歳児の女の子でありながらも、既に光り物が大好きであるが故に、キラキラと光っていた珠を飲み込んでしまい、珠が出るまで珠由良族のローズたちと行動を共にすることになってしまった野原一家。
事情が事情なだけにみんながひまわりのことを心配していましたが、兄であるしんのすけは自分に構ってくれないことがどこか不満な様子を見せます。ひろしたちとの再会のシーンでは、しんのすけが両親ではなくお姉さんに抱きついて、みさえに怒られるまでがいつもの流れですが、今回はひろしがしんのすけではなく先にひまわりに近づいたため、しんのすけが不満そうにする・・・という場面も。映画で大活躍をしていると忘れそうになりますが、こういうところは5歳児なんだなぁと。
そんなしんのすけの気持ちを察してか、「最後は俺たちがひまわりを守ろうな」と夕暮れの中、しんのすけと話し始めるひろし。しんのすけたちを守ってくれる人たちに気を遣ってか、一瞬そちらをチラッと見るのもまた良い。
「しんのすけだっていろんな人に守られて大きくなったんだぞ。父ちゃんもな。まっ、父ちゃんに言わせりゃ、自分一人ででかくなった気でいるやつは、でかくなる資格が無い!」
「しんのすけ、父ちゃんに何かあったら、ひまわりのこと守ってあげてくれよ」
「頼んだぜ、お兄ちゃん」
本当に良いお父さんですねぇ・・・この後からしんのすけが「お兄ちゃん」としてひまわりを守ろうと必死になるのがとてもカッコいいです。圧倒的に不利な状況下でも、きっちりヘクソンの弱点を見つけ出しているのがまた凄い。
さて、これまでもう1つの地球、海外、戦国時代、魔法が飛び交うテーマパークを舞台としてきましたが、今作の舞台は現代日本。心を読む能力を使うヘクソン、魔人の復活といったファンタジーめいた要素もありつつも、だいぶリアルに近い感じになったかなーと。次回作である「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」は更にファンタジー要素が薄まってますし、一つの転機なんでしょうか?
そんなわけで、これまでがだいぶハチャメチャだったためか、今作は比較的落ち着いた雰囲気を感じる作品です。いや、ローズの声の切り替わりっぷりとか、ヘクソン無双とかのインパクトは強いんですけども、何というか「ブリブリ王国の秘宝を、ターゲットをしんのすけからひまわりに変えて、日本でやるとこんな感じ」といった印象。決してつまらないわけではないのですが、やや毛色が違うようにも感じられるので、落ち着いた雰囲気を感じてしまうのかもしれませんね。
パッと見屈強で強敵そうだけれども心は優しいサタケ。本拠地に乗り込む際にやたらと気合が入っている野原一家たち。そしてその道中、道を聞いただけなのに自分が書いた漫画のキャラクターに吹っ飛ばされる原作者の臼井先生・・・と、印象的なキャラクター、場面も色々あります。
そんなこんなで次回はブタのヒヅメ大作戦!かすかべ防衛隊が本格的に出始める頃です。